パットのラインを読む際に、グリーン面に手をついてしまった。すると同伴者から、「その行為は2打罰になるわよ」と指摘された。わざとやったわけではないけれど、この場合どうしたらいいの?
画像: シュパッ! 「ナイスショット―!」

シュパッ! 「ナイスショット―!」

渾身のセカンドショットは、ピンに向かって一直線! 「よし、狙い通り! これは手ごたえあったわよ」

画像: 「やったー!」「乗ってるじゃない」

「やったー!」「乗ってるじゃない」

見事グリーンオン! 「いい位置につけたわね」。「うれしいなー。ここまでアイアンがあんまりだったけれど、このショットは理想通りに打てたのよ」

画像: 「さあ、バーディパットよ!」

「さあ、バーディパットよ!」

「よ~し、ここは慎重にラインを読んで、絶対にバーディを決めるわよ。まずはマークして……と」。

画像: 「う~ん、微妙なラインね」(ひょっこり)。

「う~ん、微妙なラインね」(ひょっこり)。

「ラインが読みづらいわね。あ、そうだ! こうしたらわかるかしら?」「え⁉ ちょっと……!!」

「落ち葉を拾うときなどに偶然触れるぐらいなら問題ないけど、そんなふうに思いっきり手のひらでグリーン面を触っちゃダメ。たとえ意図的でなくても、グリーン面のテストとみなされて2打罰になってしまうのよ」。

「グリーン面をこすったり、故意にパットのラインに触れたりするのはもちろんダメだけど、今みたいに低い姿勢でラインを読もうとしたときに、手で体を支えるぐらいなら何の問題もないはずだけど」

さて、この場合正しいのはどっち?

グリーン面に手をついた! この行為はどう判断される?

  • グリーン面のテストとみなされる
  • 体を支えているだけだから問題ない
  • グリーン面のテストとみなされる
    50
    929
  • 体を支えているだけだから問題ない
    50
    924

球を転がしたり、表面をこすったり引っかいたりすることで、グリーン面をテストすることは認められていない(規則16-1d)。今回のケースでは、グリーン面をテストする意図がないことは明らかなので、罰はない。またパットの線にも触れていないので規則16-1aにも違反していない(関連裁定16-1d/3)。

週刊ゴルフダイジェスト10/23号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)

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