1987年生まれ、韓国・ソウル出身のファン・アルム。今季は大東建託・いい部屋ネットレディスで9年ぶりに勝利。NEC軽井沢72ゴルフトーナメントでも優勝し、絶好調をキープしている。そんな彼女の選んだ14本のクラブとは?
得意な1本を“あえてつくらない”ことでリスクマネジメントしている
今季、大東建託・いい部屋ネットレディスで9年ぶりの復活優勝を果たすと、翌々週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでも勝利を挙げ、復活を印象付けたファン・アルム。クラブに対する考え方は独特なものだ。
「私は、得意クラブや好きなクラブをつくらないようにしています。ひとつ好きなクラブをつくると、それが上手く打てなくなった時に困るからです」。
クラブ選びの考え方も同様だ。
「たとえばアイアン。本当は操作性がいいブレードタイプが好きです。でも、その敏感さに慣れ過ぎてしまうと、シーズンが変わって新しいアイアンになったときに鈍感に感じたり、違和感が出たりします。そういうことがないように、あえて中間の厚さを選ぶようにしています」
コーチの助言でクラブもチェンジ
昨年からイ・ボミのコーチのチョ・ボムスさんに師事。クラブセッティングも替えた。
「以前は5UTを入れていたのですが、コーチから『アルムは球が高いから5Iのほうがいい』と言われて替えました。あと、パターも中学生からずっと2ボールタイプだったのですが、ブレードタイプに替えました。グリップとストロークも替えて。それで成績も良くなったのかなと思います」。
確かな手ごたえを得て、復活イヤーの終盤戦を締めくくるつもりだ。
撮影/姉崎正
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