マスターズウィークがいよいよ幕を開けた。月曜日には選手たちが会場のオーガスタナショナルGCに乗り込み、最終調整を開始する。コースに姿を現したタイガー・ウッズ、松山英樹ら注目選手の様子を、ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎がウォッチ!

月曜日から大パトロンがオーガスタを満たす

マスターズウィークの月曜日は、タイガー・ウッズの練習ラウンドをウォッチしてきました。タイガーは午前8時のトップスタートで、INの9ホールをプレー。同伴者は、仲のいいフレッド・カプルス、そしてジャスティン・トーマスです。

PGAツアーの優勝予想で3位にランクインしたタイガーですが、調子は非常に良さそうです。タイガーのスウィングは何度も目の前で見ていますが、今回は今まで見た中で一番軽く振っているような印象を受けました。それでいて、飛距離はジャスティン・トーマスより常に10ヤード先に行っているくら、飛んでいます。優勝予想の3位には、タイガーの人気や、再びメジャーを獲ってもらいたいという期待感も加味されているとは思いますが、この調子なら十分チャンスはあると思います。

画像: 300ヤード先に糸引く弾道で次々に球を運んでいたタイガー。調子はかなり良さそう

300ヤード先に糸引く弾道で次々に球を運んでいたタイガー。調子はかなり良さそう

9ホールのプレーを終えた後は、練習場に移動してボールを打ち込んでいましたが、ドライバーで打ったボールは高打ち出し・低スピンの軽いドローボールで、300ヤード地点に次々とキャリーされていきます。惚れ惚れするというか、「糸を引く弾道」とはこのことを言うのだと思います。クラブを走らせる動きと自分自身の体の動きがマッチした、理想的な状態と言えます。言われなくても注目するとは思いますが、タイガーに注目です。

一方、ちょっといい雰囲気とは言えなかったのがここ最近調子の悪いジョーダン・スピース。日曜日に地元テキサスでの試合を終えたその足でオーガスタ入りしてきたようで、月曜日の朝にはコースに姿を現し、普段は会場に来ないコーチのキャメロン・マコーミックがつきっきりで指導していました。通常、メジャーの週ではあくまで調整がメインですが……ほとんど建て直しというくらい、がっつりと“レッスン”をしていました。

画像: コーチがつきっきりで指導していたスピース。その雰囲気は重め

コーチがつきっきりで指導していたスピース。その雰囲気は重め

テキサスの試合に出ていた組でいえば、リッキー・ファウラー、トニー・フィナウらもコース入りしていました。前日までトーナメントを戦い、試合勘を高めた状態でオーガスタ入りするという戦略です。

一方、タイガー同様、休養をとってオーガスタに乗り込んでいるのが松山英樹選手。練習場で黙々とボールを打っていました。現段階での調子は良くも悪くもないといったところでしょうか。左足の外側に棒を刺して練習していましたが、これは通常左サイドに流れるのを防ぎたいときにする練習。体重移動し過ぎずに、腰を切る動きで振り遅れないようにスウィングする調整をしているように見えました。

画像: 松山は左足のすぐ脇に棒を刺してショットを調整

松山は左足のすぐ脇に棒を刺してショットを調整

最後に会場の雰囲気ですが、これが月曜日なのが信じられません。タイガーの組の周囲にはパトロンたちが四重、五重の人垣を作って取り囲みます。必死にポジションどりをしないと、タイガーが全然見えません(笑)。

ギャラリーの一人、サンディエゴから来たというスティーブンさんは、月曜日のチケットが当選し、この日1日のためだけに仕事を休んで来たそうです。「マスターズは初めて来たけどすべてが素晴らしい。特別な場所だよ」と言っていましたが、それは選手たちにとっても同じことでしょう。

画像: 13番ホールでタイガーのプレーを取り囲むパトロンたち。最終日のような人の数だが、まだまだ月曜日。大会は始まってすらいない

13番ホールでタイガーのプレーを取り囲むパトロンたち。最終日のような人の数だが、まだまだ月曜日。大会は始まってすらいない

夢の舞台の幕開けまで後少し。明日も、選手たちの調整の様子をお伝えしたいと思います。

画像: 東大ゴルフ部式!統計で練習効率を上げる~井上透と幡野夏生のこれってどうしてる?#9~ youtu.be

東大ゴルフ部式!統計で練習効率を上げる~井上透と幡野夏生のこれってどうしてる?#9~

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