「データ」よりも「感覚」で選ぶ。賞金王を目指す23歳・星野陸也の14本

クラブ選びの決め手は振った感覚が7割、見た目が3割

データ重視の時代にあって、クラブ選びの決め手は「打ったときの感覚が7割で、あとは見た目ですね」と星野陸也は話す。

「感覚で重視しているのは振りやすさです。データ的には合わないという結果が出たのに、実際に振ってみたら『コレ、いいじゃん！』っていうのが、なかにはあるんです。実際に、ドライバーのシャフトの『クロカゲ』も、データでは自分に合わないと出ていたのに、振ってみると癖がなくてめちゃくちゃ振りやすかった。結果的に10ヤードも飛距離が伸びました」。

残り3割は「見た目」が星野のクラブ選びのポイントだ。

「顔に関しても癖がないのが好きです。ウッドからアイアンまで、構えたときのフェース面は真っすぐ小ぶりに見えて、振りにいっても左に行かないクラブが好きです」

アイアンはマッスルバックタイプの「Z945」を愛用しているが、3番だけはポケットキャビティタイプの「Z585」を使用。最近はユーティリティを入れる選手が多いが、星野は「ユーティリティを使ったことがない」と言う。アイアン型ユーティリティを入れるという手もあるが、「ブレードタイプのアイアンと同じ感覚で構えられる」ように、見た目はシャープだが打つとやさしいポケキャビタイプを使用している。

独自の感覚で選んだクラブで、まずはツアー2勝目を目指す。

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撮影/西本政明

【星野陸也の14本】
1W：スリクソン Z745（10.5度、クロカゲ XT70）
3W：テーラーメイド M2（16.5度、クロカゲ プロトタイプ）
5W：スリクソン Z-TX（18度、ディアマナ アヒナ70）
3I：スリクソン Z585（ダイナミック ゴールド ツアーイシュー）
4I～PW：スリクソン Z945（ダイナミック ゴールド）
AW・SW：クリーブランド RTX-3（52度・59度、ダイナミック ゴールド ツアーイシュー）
PUTTER：オデッセイ ホワイトライズ ix 3SH

星野陸也の14本8

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