ピンを立てたままパットしたところ、ピンに寄りかかるようにしてカップの縁でボールが止まった。入ったと思い、ボールを拾い上げたが、同伴者からはカップインしていないと指摘を受けてしまった。

「お! いいかも♪」
バーディパットは、うまくラインに乗って、カップへ向かって一直線! 「ちょっと、これいいんじゃない? そのまま入っちゃえ!!」

ガシャン! ピタッ。「やったー!!!」
「やったーーーー!! 読みはバッチリ! バーディ獲れたわ、うれしい~」。しかし、ボールは傾いたピンに寄りかかるようにして止まったままの状態に。

「えへへ、今日初バーディ!」スッ
「ラッキー! バーディいただきました!」そう言いいながら、上半分がカップの縁からせり出すように止まったボールを拾い上げたけれど、同伴者からは物言いが……。

「まだカップインしてないじゃない!」「え?」
ボールの上半分がカップの縁からせり出す形で止まっていた。カップインは認められる?
新ルールに基づいてピンを立てたままパットしたところ、ボールは上手くラインに乗って、ピンに当たった。しかしピンが傾いていたせいか、ボールはピンに寄りかかるようにして止まった。入ったと思い、ボールを拾い上げたが、同伴者からはカップインしていないと指摘を受けてしまった。
正解は、「認められる」。旧ルールでは、球全体がパッティンググリーン面より下に落ち込んでいなければ、ホールインとは認められなかった。しかし新ルールでは、球の一部でもグリーン面より下にあれば、その球はホールに入ったものとして扱われる(規則13・2c)。したがって今回のケースは、球を拾い上げても問題なく、ホールアウトとみなされる。
週刊ゴルフダイジェスト7/16号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・Tomoya Nomura)

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