ついに幕を開けた日本初開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。その初日の午前中に飛び出したのは、日本のエース・松山英樹だった。松山のスウィングをウォッチし続けるゴルフスウィングコンサルタント・吉田洋一郎が、松山の“変化”を現地から速報レポート!

日に日に曲がりが少なくなっていった

ZOZOチャンピオンシップ初日、最初のハーフは松山英樹選手が4バーディ1ボギーのスコア「31」の3アンダーと好発進を決めました。72ホールのうちの9ホールなので、まだまだ先は長いですが、スロースターターといわれる松山選手にとって、初日のフロントナインからのバーディラッシュは最高のスタート。

しかも松山選手がプレーしたアウトコースはパー5がひとつしかなく、パー3が3つあるパー34の変則的な設定。スコアを伸ばしやすいパー5が少なく、伸ばしにくいパー3が多い中の3アンダーは見事です。

彼のスウィングをこの夏以来、久しぶりに見ましたが、目に見える変化がひとつありました。松山選手のスウィングの最大の特徴ともいえるトップでの“間”が、少し短くなっていたのです。

画像: 月曜日にはイベントに出場。火曜、水曜と調整し、初日のフロントナインでスタートダッシュを決めた松山(撮影/姉崎正)

月曜日にはイベントに出場。火曜、水曜と調整し、初日のフロントナインでスタートダッシュを決めた松山(撮影/姉崎正)

松山選手といえば、トップで一瞬止まるように見える“ポージング”が有名ですが、その止まる時間がわずかに短くなった。要するに、切り返しがスピーディになったのです。その分、スウィングスピードや、球の勢いが以前に増してアップしているような気がします。

月曜日にタイガー・ウッズやロリー・マキロイ、ジェイソン・デイとプレーしたイベント「ザ・チャレンジ:ジャパンスキンズ」ではドライバーが曲がっていましたが、火、水の練習日の段階ではだいぶ安定感が増し、今日初日の午前中はドライバーに曲がりらしい曲がりがありませんでした。

松山選手は、初日にドライバーが右にいくパターンが多いのですが、それがありません。アイアンも切れているので、期待できそうです。

つねに最高のスウィングを目指して調整を続ける松山選手。このままの勢いで4日間を走りきってもらいたいですね!

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