大雨の影響で2日目のプレーが順延。昨日行われた土曜日は無観客試合となった日本初開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。曇り空の今日、会場のアコーディア・ゴルフ習志野CCには多くのギャラリーが徒歩で会場入りしている。
最寄駅は北総鉄道の「印西牧の原駅」あるいは「千葉ニュータウン中央駅」。グーグルマップで調べると、会場までは徒歩で40分とある。タイガー・ウッズのティオフが8時半であるため、その1時間弱前にコースに着くのを想定し、7時に歩き始めた。
千葉ニュータウン中央駅からは、記者同様に徒歩でコース入りしようというギャラリーが多数。あとでわかることだが、コースから駅までは、信号待ちによる分断を除いてほぼすべて列がつながっているといってもいい状態だ。ただし、全体的に流れはスムーズで“渋滞”という印象はない。
ある程度時間のかかる徒歩を選択することもあってか、歩いているギャラリーの年齢層は総じて若めで、30代、40代が中心だろうか。スポーツ観戦にふさわしい、ウインドブレーカーにスニーカーという軽装の人が目立つが、中にはそのままゴルフ場のティグラウンドに立っても違和感がないような、ゴルフウェアで観戦に臨むギャラリーも散見される。
道が平坦かつ信号の数もそう多くなく、コースまでの道もシンプルなので、快適に歩ける。“徒歩ルート”を示すコースまでの看板も複数用意され、要所には係員も立っていることから迷う心配もない。
個人的な感想だが、大ギャラリーを招き入れるのに、この「徒歩ルート」の存在は非常に大きいように思える。ギャラリーバスはフル稼動、道にはタクシーも目立つなか、徒歩で会場に入るギャラリーも仮にそれを利用していたとしたら、かなりの混雑は想像に難くないからだ。
また、重ねて個人的な感想だが、遠くにコースのテレビ塔が見え、コースの外周部をぐるっと歩き、ついにコース入り……となったときにはほのかに感動すら覚えた。ついにたどり着いた……! と。いや、感動するのはまだ早いのだが。
結局、コースのゲートをくぐり、1番ティにたどりついたのはほぼ1時間後のこと。すでに会場内は大勢のギャラリーでごった返し、オフィシャルストアには長蛇の列ができ、1番ティの周りには何重にも人垣ができていた。旧知のカメラマンによれば、1時間ほど前はもっと混んでいたとのこと。
バス、タクシー、徒歩……様々な交通手段でコースに集まったギャラリーが、今日も日本初開催のPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップを見守り、盛り上がる。