傾斜地からのセカンドショット。スウィングの途中でボールが動き出してしまった! しかし止めることができず、動いたボールをそのままヒット。同伴者からは2打罰の指摘を受けてしまったけれど……。
セカンドショットは傾斜地から。「結構、傾斜があるわね。慎重にスウィングしないと……」
アドレスに入り、丁寧にクラブをトップまで振り上げたところ……
コロコロ……! 「うそっ、ボールが動いたわ。でも、このタイミングでスウィングは止められないし、どうしよう。ええーいっ!!!」
スウィング中に偶然球が動いた。そのまま打ったらどうなる?
傾斜地からの第2打。アドレスに入り、慎重にクラブを振り上げ、いざダウンに入ろうとした瞬間、ボールが動き出してしまった。しかしスウィングを中止することはできず、動いたボールをそのままヒット。それを見た同伴者から、2打罰と指摘されてしまった。
正解は、「無罰でプレー続行」。動いている球の方向を故意に変えた場合、2打罰を受ける(規則11-2b)。しかし今回のように、バックスウィングを始めたあとに球が動き出した場合は、ストロークを続けても問題ない。このとき、球が動いた原因がプレーヤーにない場合は罰はなく、ストローク後に球が止まった場所からその球をプレーしなければならない(規則9-1b)。
週刊ゴルフダイジェスト2/18号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)