パットをトップ気味に打ちたかったので、コインマーカーを置いたままパッティングしたところ、作戦は成功して、見事カップイン! しかし同伴者からは、マーカーを置いたままのパットは認められない、と言われてしまった。この場合、どうなるの?
パーオンに見事成功!「バーディチャンスね」「ありがとう!! これを沈めればバーディが獲れるけれど、この長い距離のパットは不安だわ……」
「最近、パットがショート気味だからな……。あ! そういえば、週刊ゴルフダイジェストで連載している、ゴルフ漫画『とんぼ』に、トップめに打つといいって書いてあったっけ」
「そうよ! マークを置いておいて、これに当たらないようにパッティングすればトップ気味に打てて転がりも良くなるんじゃない?」
グリーン上で球をリプレースしたあと、マーカーを拾い上げずにそのまま打つことは認められる?
正解は、「認められない」。規則に基づいてボールマーカーで球の位置をマークして拾い上げ、その球をリプレースしたあと、ストロークを行う前に、プレーヤーはそのボールマーカーを取り除かなくてはならない。今回のように、リプレース後にボールマーカーを置いたままストロークを行った場合、プレーヤーは1打の罰を受ける(規則14-1a)。
週刊ゴルフダイジェスト2/25号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)