同伴者がバンカーショットを放ったところ、アゴの上ににあった自分のボールに砂がかかってしまった。砂を拭き取ろうとしたところ、同伴者から待ったがかかったのだけれど、これって認められないの?

「結構アゴが高いわね……」
第3打目は、バンカーから。「意外とアゴが高いわね……。ここは砂をしっかりと厚めに取ってまずは脱出させないと」

「てやっ!!」「ナイスアウトー!」
「気合を入れて……てやっ!!」「さすが! ナイスアウトー!!」

「……あっ!!」
「今のショットの影響で、側にあった私のボールに砂が思いっきりかかってしまったみたい……」

「これ、拭いていいわよね」「だ、ダメですよ!」
同伴者のバンカーショットによって自分のボールに砂がかかった。砂を拭き取ることは認められる?
2打目をガードバンカーに入れてしまった。アゴが思ったよりも高かったので。脱出最優先で砂を厚めに取ったところ、アゴの上にあった同伴者のボールに砂がかかってしまった。そこで砂を拭き取ろうとマークしてボールを拾い上げようとしたのだが、同伴者から待ったがかかってしまった――。
正解は、「認められる」。プレーヤーの球が止まったあとに、ストロークに影響を及ぼす状態が、プレーヤー以外の人、または動物、人工物によって悪化した場合、プレーヤーはできる限り元の状態に近くなるように復元することができる(規則8-1d)。今回のように同伴者のバンカーショットによって球に砂が付着した場合、マークして球を拾い上げ、拭くことができる。
週刊ゴルフダイジェスト3/24号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)

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