2020年度JLPGA女子プロテスト合格へ向け練習を続ける美女プロ・小澤美奈瀬が、プロゴルファー・中村修と修行ラウンド。打ち下ろしのティショットを苦手とする小澤に、中村が教えたこととは?

「ゴルフサバイバル」を機にプロゴルファー・中村修に師事することに

2021年シーズンの女子ツアー参戦に向け、今年のプロテストに挑戦することを決めたUSLPGAティーチング会員の小澤美奈瀬。小澤は今年から、みんなのゴルフダイジェストの編集部員でもあるプロゴルファー・中村修に師事している。

きっかけは人気テレビ番組「ゴルフサバイバル」2020年3月の陣。本番に向け、小澤が中村と練習ラウンドを回った際にアドバイスをもらい、それが功を奏して調子を上げ、本番でも8ホールまで生き残ることができたという経験からだ。

プロテストに向けさらに実力を高めたい小澤をサポートすべく、新たに“スループレー専用コース”として生まれ変わった都内からのアクセス抜群の千葉県・太平洋クラブ八千代コースを拠点に、二人の特訓がスタートした。

画像: 千葉県・太平洋クラブ八千代コース。都心からアクセスしやすいスループレー専用コースだ(写真は16番ホール パー4)

千葉県・太平洋クラブ八千代コース。都心からアクセスしやすいスループレー専用コースだ(写真は16番ホール パー4)

まず中村が指摘した、小澤の改善すべき点は「左へのミス」だ。

「ゴルフサバイバルの練習ラウンドの際にも、左へのミスは見られました。そして、この傾向が顕著に表れるのが、打ち下ろしのティショットです」(中村)

その原因は、小澤のスウィングタイプにあると中村は指摘する。

「小澤さんはアップライトなトップから打ち込むタイプのフェードヒッターなんですが、少しカット軌道が強くなりすぎてしまっていたんです」(中村)

自分の得意とする球筋で攻めようとするあまり、気がつかないうちにその傾向が強まり、ドライバーでは左へのミス、アイアンでもカット軌道が強くなりすぎていた。その傾向がもっとも強く表れていたのが、打ち下ろしのティショットだったのだ。

画像: フェードで攻めたいあまりに、カット軌道が強くなり過ぎていた

フェードで攻めたいあまりに、カット軌道が強くなり過ぎていた

そこで小澤のスウィングを見た中村がまず変えたのは「目線が向く方向」だ。

「打ち下ろしのホールで目線が落下地点を向くと、体もクラブ軌道もアップライトでカット軌道になりやすい。打ち下ろしであっても目線は高く持ち目標方向に振り抜くことでカット軌道の度合いを減らしました」(中村)

さらに、グリップの握り方にも一工夫を加える。

「ゴルフサバイバルの収録後にスウィングや目指すべき方向性を小澤さんと話し合いました。そこで変えたのは右手の握り方ですね。今まではグリップの上からかぶせ気味な握り方を小澤さんはしていましたがスクリーンテストをしてみると、右手を少し下から握る方がマッチしているという結果が出ました。今までよりもフラットでゆるやかな入射角の軌道がナチュラルな動きになるように変更しました」(中村)

画像: 以前はグリップの上からかぶせるような右手の握り方だった(左)。改善後のグリップはグリップの斜め下から握っている(右)

以前はグリップの上からかぶせるような右手の握り方だった(左)。改善後のグリップはグリップの斜め下から握っている(右)

よくレッスン記事などでは左手のグリップが取り沙汰されることが多いが、右手の握り方もスウィングに大きな影響を与えるというわけだ。

画像: グリップの改善によってフラットなトップからゆるやかな入射角でインパクトすることができるように。結果、カット軌道の度合いは少なくなった

グリップの改善によってフラットなトップからゆるやかな入射角でインパクトすることができるように。結果、カット軌道の度合いは少なくなった

アイアンに関しては、フェードを打つために左寄りに置き過ぎていたボール位置もスタンスの真ん中付近に変更。

「クラブ軌道を斜めに立てたフラフープに見立てると、下りてくる軌道はインサイドアウト、最下点を過ぎるとアウトサイドインの軌道になります。ボール位置を右寄りに変えることで、スウィングを大きく変えなくても自然とインサイドアウト軌道でボールをとらえることができるようになるんです」(中村)

ツアーレベルのプレーをするにはまだまだ意識しなければならないこと、伸ばさなければいけない課題は山積みだと中村。9月から行われるプロテストへ向け、小澤と中村の修行はまだまだ続く……。

協力/太平洋クラブ八千代コース

画像: ずんのやす挑戦!100ヤード、きっちり寄せるには【講師:小澤美奈瀬】 youtu.be

ずんのやす挑戦!100ヤード、きっちり寄せるには【講師:小澤美奈瀬】

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