運よく橋の上に止まったボール。ペナルティーエリア内だが、そのまま打つことを選択した。慎重に打とうとボール手前にソールしたところ、同伴者からペナルティの指摘を受けてしまった。
思ったようなショットが打てなかったセカンドショット。「ああ、当たりが薄かったかも。池には入らないで―!」
なんとかボールは橋の上で止まっていた。「よかったわね、池には入っていなかったみたいね」「ペナルティーエリア内だけどあれなら打てそうね」
「さ、ここは慎重に打つわよ」ボールの手前にソールして、アドレスを取っていたところ、同伴者から「ちょっと待って!」の声が……。
ペナルティーエリア内の橋の上に止まったボールを打つ際に、ボールの手前にソールした。どうなる?
セカンドショットはアタリが薄く、ボールはグリーン手前の池に……と思われたが、運よく橋の上にボールが止まっていた。ペナルティーエリア内ではあるが、そのまま打つことを選択。なんとかグリーンに乗せようと慎重にアドレスを取っていたところ、同伴者から2打罰と指摘された。
正解は、「罰なし」。以前の規則では、ウォーターハザード内の水や地面に手やクラブなどで触れることは禁止されていた。しかし現在の規則では、球がペナルティ―エリア(旧ウォーターハザード)内にある場合でも特別な制限はなく、今回のようにクラブを球の直前の地面に置くことも認められる。ただしそのときに、ストロークの状態を改善してはならない。
週刊ゴルフダイジェスト4/28号「ゴルルとルール2020」(監修・小山混、撮影・姉崎正)