雨中のラウンド。雨がさらに強さを増したので、傘を差しながら、タップインしようとしたところ、同伴者から「傘を差したまま打つと2打罰よ」と指摘されてしまった。雨に濡れたくなかっただけなのに……。これってダメなの?

「雨が強くなってきたわ」「ボールが全然転がらないわね」
雨中のラウンド。「だんだん雨脚が強くなってきたわね」「おかげでボールも転がらないし……。あともう少し寄ってくれたらよかったんだけどな~」

「水を吸っているから、しっかり打たなきゃ」
長いパーパット。「う~ん、ここはグリーンが水を吸っているから、しっかり打っとかないと。パーが獲りたいわ」

「これでも弱いのか~!」
しっかり打ったつもりが、惜しくもショート。「うわ~、これでも弱いのかぁ! 読みはバッチリ、オンラインだったのに……」

「お先です~」「え? 傘差したまま?」
自分で傘を差したままパッティングしたらどうなる?
雨中のラウンドとなったこの日。パー4で3打目を打ち終えると、さらに雨が強さを増す。距離の長いパーパットは、惜しくもショート。傘を差しながらボールに向かい、そのままタップインしようとしたところ、「傘を差したまま打つと2打罰よ」と同伴者から指摘が――。
正解は、「罰なし」。プレーヤーは雨風などの気象状況から保護を受けるために、自分のキャディやほかの人、物を位置させてストロークを打ってはならない。ただしプレーヤーがストロークを行っている間に、風雨から自分自身を保護するための行動は禁止していない(規則10-2b)。今回のように自分で傘を差しながらパッティングすることも認められる。
週刊ゴルフダイジェスト5/5号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)
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