泥だらけの球が自分のものか確認するために、マーク後に拾い上げ、判別に必要な部分を拭き取った。その後、リプレースして泥がついていない面を手前にしようと球の向きを変えたら、同伴者から指摘されてしまった!
セカンド地点付近で、泥だらけのボールを発見! 「あれかしら?」「うわー、泥だらけだからよくわからないわね」
自分のボールかどうか判別するために、マークのある部分を拭いて確認。「うん、これは間違いなく私のボールだわ!」
マークした位置にリプレース。「あ、でもせっかくだから、泥を拭き取った部分を手前側にして置こうっと」
確認のために拾い上げた球をリプレースする際、泥がついていない面を手前側にして置くことは認められる?
セカンド地点で泥だらけの球を発見! 自分の球と思われたが、泥で確認ができない。そこでマークして球を拾い上げ、必要な部分を拭き取ると、たしかに自分の球であると判明。そしてリプレースする際、泥がついていない面を手前にしたところ、同伴者から待ったがかかった—―。
正解は、「認められる」。あるがままの状態では、自分の球を確認できない場合、マークして拾い上げ、確認のために必要な範囲で拭くことができる(規則7-3)。リプレースする際、球の向きを元の状態と同じにする必要はなく、今回のように泥の面を変えても問題ない。ただし泥が下に来るようにして、球をティアップされたようにすることは認められていない。
週刊ゴルフダイジェスト5/12・19合併号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)