競技に参加中、グリーンにナイスオンした同伴者の使用クラブが気になったため、キャディバッグを覗き込んだ。しかしタオルでクラブが確認できなかったため、動かしたところ、同伴者からルール違反の指摘をされてしまった。
競技に参加中の2人。パー3でのティショットは、距離も方向もバッチリの様子。「お、これはいいわよ~! 入っちゃえ!!」
ティショットはしっかり風を読んで、ベタピン! 「あ~、もう少しでホールインワンだったわね」「スゴイ! これはバーディ確実ですね」
「何番で打ったのかな……。聞くことはできないから、そうだ! キャディバックを拝見させてもらおうっと」
キャディバッグのタオルを動かして、同伴競技者のクラブを確認するのは認められる?
競技に参加中、風が吹くなかでのパー3で放ったティショットはナイスオン! それを見た同伴者がキャディバックを覗き込んだが、タオルでクラブが確認できなかった。そこでタオルを取ってクラブを確認しようとしたところ、ルール違反を指摘されてしまった。
正解は、「認められない」。
ラウンド中、コースでプレーしている人にアドバイスを与えることや、プレーヤーのキャディ以外にアドバイスを求めることは禁止されている。しかし、キャディバッグを覗いて使用番手を確認するだけならばルール違反にはならないが、今回のように他のプレーヤーの用具に触れて確認することは禁止されている(規則10-2a)。
週刊ゴルフダイジェスト6/2「ゴルルとルール。2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)