救済を受ける際はボールを交換できるはずだけれど、ディスタンス系ボールからスピン系ボールと交換してドロップしようとしたところ、同伴者から止められてしまった! あれ、これっていけないの??
今日イチが飛び出したティショット。「ナイスショット!」「これは結構飛んだんじゃない? 飛び系ボール、私とは相性がいいみたい」
セカンド地点に行ったところ、「あら、排水溝の上にボールがあるわ。ここは救済を受けまーす!」
「残り距離は、100ヤードかぁ……。そうなると、せっかくならスピン系のボールに交換したほうがいいわね」
救済を受けて拾い上げた球を、性能の違うボールに交換することはできる?
排水溝の上で球を発見。「救済を受けるときはボールを交換できる」ことを思い出し、スピン系ボールと交換してドロップしようとしたところ、「ボールは交換していいと思うけど、性能が違うボールにするのはルール違反」と同伴者から指摘されてしまった。
正解は、「交換できる」。規則に基づいて救済を受ける場合、プレーヤーは元の球か別の球を使うことができるが、その都度、どんな球を使用してもよい(規則14・3a)。プロトーナメントのように「ワンボールルール」が適用されていなければ、今回のように救済を受ける際に飛距離系からスピン系に変更するなど、性能の違う球に交換することも認められる。
週刊ゴルフダイジェスト6/9号「ゴルルとルール2020」より。監修・小山混、撮影・姉崎正