素振りをしていたところ、不意にヘッドが枝に当たり、葉っぱが数枚落ちてしまった。それを見た同伴者から、ルール違反を指摘されてしまったのだけれど……。
セカンドショットが左の林の方向へ。「あーあ、またやっちゃった! 林か~!!!」
「良かった、辛うじて打てそうだわ。枝がちょっと邪魔だけど……」
練習スウィングをしたときにクラブが枝に触れ、葉っぱが数枚落ちた場合、どうなるの?
3打目地点で素振りしていたところ、不意にヘッドが枝に当たり、葉っぱが数枚落ちてしまった。それを見た同伴者からルール違反を指摘されてしまったが、「枝を折っていないし葉っぱ数枚なら状況は変わってない」と無罰を主張した。果たして……?
正解は、「罰打なし」。
プレーヤーはストロークに影響を及ぼす状態を、成長物を曲げたり壊したりして改善してはならないが、ストローク中にそれらが改善されても罰打はない(規則8・1)。練習スウィング中にスウィング区域が改善されると罰打の対象になるが、今回のように葉っぱ数枚程度で潜在的な利益を生み出していなければ罰打はない。
週刊ゴルフダイジェスト6/16号「ゴルルとルール。2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)