OB杭の手前からセカンドショットを打とうとしたところ、低く伸びた枝が体に触れて邪魔になった。そこで枝を折らないように足で踏みながらスウィングをしようとしたところ、同伴者からルール違反の指摘を受けた!
セカンド地点へ向かうと、ボールは辛うじてOB手前に。「あ! あれじゃない?」「セーフね、よかった~」
「ここは、とりあえず横に出さなくちゃ。うーん……。低く伸びた枝が体に当たって、なんだか邪魔だわ」
「そうだ、枝を足で踏みながらスウィングすれば邪魔にならないはず……」グイッ!
スタンスをとるときに低く伸びる枝が邪魔になった。踏みながらプレーしたらどうなる?
OB杭手前からの2打目を打とうとスタンスをとろうとしたところ、低く伸びた枝が体に触れて邪魔になった。そこで枝を折らないように慎重に足で踏みながらスウィングをしようとしたところ、それを見ていた同伴者からルール違反だと指摘されてしまった。
正解は、「2打罰」。
球をプレーしに木の下に入ることがスタンスをとるための唯一の方法だった場合、その木の下に入るために自分の手で枝を曲げることは認められている。しかし、今回のようにほかにスタンスをとる方法があるにもかかわらず、障害になる枝を曲げて踏むとスタンス区域の改善とみなされ罰打を受ける(オフィシャルガイド8・1b/3~4)。
週刊ゴルフダイジェスト6/30号「ゴルルとルール。2020」より。(監修・小山昆、撮影・姉崎正)