セカンドショットを打とうとしたところ、「フォアー!」の声が聞こえたのでスウィングを止めようとしたら、空振りする形となった。「止めようとしたから空振りにはならないわよね?」と主張したが……。
セカンド地点。「ここはバーディ狙いたいのよね。ちょっと距離があるけど、絶対に乗せるわよ~!」
スウィングしようとしたところ、隣のホールから、「フォアー!」の声が聞こえてきた。驚いて一度スウィングを止めようとしたものの……。
クラブヘッドはボールに当たらず、空振りになってしまった。「今、空振りしたけど止めようとしてたから、打ち直しでいいのよね?」
フォアーの声が聞こえて途中でスウィングを止めようとしたが、空振りしたらどうなる?
2打目を打とうとした瞬間、隣のホールから「フォアー」の大きな声が聞こえ、とっさにスウィングを止めようとした。ヘッドは球に当たらず空振りする形となったが、「スウィングを止めようとしたから空振りにはならない」と主張した。
正解は、「罰打なしで打ち直し」。
ストロークとは球を打つために行われるクラブの前方への動きのこと。しかし、クラブヘッドが球に届く前に、そのクラブヘッドを意図的に止めたり、空振りによって打つことを避けた場合、ストロークを行ったことにはならない(定義)。ただし、途中でクラブヘッドを止められず、球を打った場合はストロークとみなされる。
週刊ゴルフダイジェスト8/4号「ゴルルとルール。2020」より。(監修・小山昆、撮影・増田保雄)