1978年生まれ、広島県出身の谷原秀人(たにはら・ひでと)。東北福祉大出身でツアー通算14勝を誇る。2018年より欧州ツアーを主戦場として戦い、2020年シーズンから、3年ぶりの日本ツアーフル参戦へ。そんな彼の選んだ14本のクラブとは?

ドライバーはTR20の440と460を使い分け

日本ツアーでは14勝を挙げている谷原秀人。2年間戦った欧州ツアーでの経験を日本ツアーでどのように活かすのかに注目が集まるところだが、そのためのクラブセッティングのポイントについて聞いてみた。

「このドライバーは飛距離とコントロール性能の両方を兼ね備えたクラブです。試合のコースは自分の状態に合わせてTR20の460と440の2種類を使い分けています。460のほうは直進性が高く、飛距離も楽に出てくれます。一方の440はヘッド自体が小ぶりでシャープに見える。操作性が高く、ボールを曲げられる点も気に入っています」

TR20のソールには調整可能なウェートが3つ装着されているが、谷原はヒール側のウェートを完全に外して使用する。谷原にとってはややつかまりすぎる感覚があるようで、外すことで持ち球のフェードをより打ちやすく、かつ弾道の上下を含めたコントロール性能を高めている。

画像: ヒール側のウェートを完全に外し、操作性をアップ。ドライバー「ホンマ TR20 460」

ヒール側のウェートを完全に外し、操作性をアップ。ドライバー「ホンマ TR20 460」

また、14本のセッティングで目を引くのがウッドはわずか2本のアイアン中心の構成に見えること。飛距離のドライバーに対して、コントロール重視のアイアンと行った風にきっちり目的が分けられているように見える。再び日本を主戦場に選んだ谷原のプレーから目が離せない。

週刊ゴルフダイジェスト9/1号「pro's spec」より。撮影/有原裕晶

画像: ドライバーはTR20の440と460を使い分け

【谷原秀人の14本】
1W:ホンマ TR20 460(9.5度、VIZARD FP-6X、硬さ:X)
3W:テーラーメイド SIM(15度、ツアーAD BB-7X、硬さ:X)
UT2:タイトリスト U-510(17度、KBS プロトタイプ 95S、硬さ:S)
4I:ホンマ TW747P(DG AMT S400、硬さ:S)
5I~10I:ホンマ TR20B(DG AMT S400、硬さ:S)
AW・SW:ホンマ TW-WⅣ(49度・55度・59度、DG S200、硬さ:S)
PUTTER:スコッティ・キャメロン プロトタイプ

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