ティショットを右へ曲げてしまい、念のため打った暫定球も同じ方向へ。落下地点に向かうと、1打目を発見できたが、木の根元にあり、アンプレを宣言しても打つのが難しい状態だった。そこで1打目を放棄し、4打目として暫定球でプレーしようとしたが……。
ティショットを大きく右に曲げてしまったので、OBはないけれど念のため暫定球を打つことに。「うそー! 暫定球も右に行っちゃったわ」
「こっちは暫定球ね、1打目はどこかしら?」「木に当たって奥まで行かなかったみたいね」
1打目も見つかったものの、ボールは木の根元に。ここからではどの方向にも打てず、アンプレヤブルを宣言しても、木が邪魔になってグリーンが狙えない状態だった。
本球が見つかったがライが悪いため、1球目を放棄して暫定球でプレーしてもいい?
暫定球も右に曲げてしまい、落下地点に行ってみると近くで1球目も発見。しかし近づいてみると、木の根元でどの方向にも打てず、さらにアンプレしても、木が邪魔でグリーンが狙えない。そこで1球目を放棄して、4打目として暫定球をプレーしようとしたが……。
正解は、「プレーできない」。
暫定球がまだインプレーとなっていない状態で、元の球が3分の捜索時間が終了する前にペナルティエリア以外のコースで見つかった場合、プレーヤーは暫定球を放棄して、元の球をあるがままにプレーしなければならない。暫定球をプレーした場合、誤球をプレーしたことにより、2打罰が科せられる(規則18・3c)。
週刊ゴルフダイジェスト9/1号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)