グリーン上でマークをせずにラインを読んでいたところ、突風で球が転がって、パターヘッドにあたり止まってしまった。罰打なしでリプレースを主張したけれど、この場合どうするのが正しいの?
次がパーパットとなる大事な一打。グリーン上で、マークをせずに慎重にラインを読んでいた。
「絶対ここはパーで上がりたいところ。ショートしないようにしっかり打たなくちゃ……」
すると突然、突風で球が転がり、パターヘッドに当たって止まった。「あっ! 風が…!!」
マークしていない球が風で動いてパターに当たった。この場合どうするのが正しい?
寄せワンのチャンスが巡り、絶対に入れたかったので、マークせずにそのままピンを見ながら入念にラインを読んでいた。と、その時、突風で球が転がり、パターヘッドに当たり止まった。そこで、「罰打なしでリプレース」を主張したが……。
正解は、「無罰でそのままプレー」。旧ルールでは1打罰が科せられたが、2019年のルール変更で、「動いている球が偶然に人や外敵影響に当たった場合」(規則11・1)により、どのプレーヤーにも罰打はなくなり、まだ拾い上げてない場合は、その球は新しい箇所からプレーする。ただし、すでにマークして拾い上げ、リプレースした場合は元の箇所にリプレース(規則13・1d)。
週刊ゴルフダイジェスト9/8号「ゴルルとルール。2020」より。(監修・小山混、PHOTO・Norio Tsuburaoka)