絶対にショートしたくない池越えのパー3。アイアンではなく5番ウッドで打とうとしたところ、同伴者が「それはさすがに大きすぎるわよ」とひと言。これってアドバイスにあたるのではないか、と指摘したが……?
池越え、パー3のティーイングエリア。「池が入り組んでいるから、なんだか嫌なホールね」「120ヤードでピンはセンターかぁ」
「アイアンか、ウッドか……。悩むけど、絶対にショートだけはしたくないからなぁ。よし、決めた!」
「よし、ここはウッドにするわ!」「え~! ウッドじゃあ、さすがに大きすぎるんじゃない?」
クラブ選択をしているときに「そのクラブでは大きい」というのは、アドバイスになる?
池越えのパー3。絶対にショートだけはしたくなかったので、アイアンではなく5番ウッドで打つことを選択。するとそれを見た同伴者が「さすがに5番ウッドはちょっと大きすぎる」と言われた。この発言が、「アドバイス」になるのではないかと指摘したが……。
正解は、「アドバイスになる」。
規則や距離、ハザードの位置などを公開されている情報は「アドバイス」にならないが、クラブ選択やプレー方法を決定するときに、プレーヤーに影響を及ぼすことを意図した高等によるコメントや行為は「アドバイス」(定義)。今回のような「そのクラブでは大きすぎる」というのも、クラブ選択に影響を及ぼすため、アドバイスになる。
週刊ゴルフダイジェスト9/15号「ゴルルとルール。2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)