ティショットを左の林に曲げてしまい、2打目はベアグラウンドから。見通しも良くグリーンを狙えそうな状況だが、球の直前に石が埋まっているのを発見! すぐに拾えそうだし、取り除いていい?
渾身のティショットは、左の林の方向へ。「ファーーッ!! そっちは林だからダメだったのに……」
セカンド地点へ向かうと、ボールはベアグラウンドではあるものの、木が邪魔になることもなくグリーンを狙えそうな状況にあった。「ラッキー! これなら狙えそう」
ところが、球の直前に石が埋まっているのを発見! 「これは気になるわね……」
ベアグラウンドの球の直前に地面に埋まった石があった場合、取り除いてもいい?
ティショットは左の林へ。セカンド地点へ向かうと、ベアグラウンドだが木も邪魔になることなく、グリーン方向を狙える状況。しかし球の直前の地面に石が埋まっているのを発見。「簡単に取り除けそうだから」と、石を取り除いたところ、同伴者からルール違反を指摘されてしまった。
正解は、「簡単に拾えれば取り除いてもいい」。
コース上やコース外のどこでもプレーヤーは罰なしにルースインペディメントを取り除くことができ、その方法は問わない(規則15・1)。石など分離した自然物はルースインペディメントだが、地面に食い込んで簡単に拾い上げられない場合はルースインペディメントではない(定義)。よって今回のケースは石を取り除いても問題ない。
週刊ゴルフダイジェスト9/22号「ゴルルとルール。2020」より。(監修・小山混、撮影・阪上恭史)