ラフからのアプローチ。カラーにあった同伴者の球が気になってしまった。これってマークして拾い上げてもらうこと、できるんだっけ?
池越えのパー3。「いいところに付けておきたいけど、ちょっと当たりが薄いかも……。お願い、届いて!!」
「私のボールは、やっぱりちょっと距離が足りなかったから、ラフだわ。あなたはカラーから打てるわね!」
「しっかり寄せておきたいけど、カラーにある同伴者のボールがどうも気になるわね……」
グリーン手前からアプローチを打つ際、グリーンのカラーにある同伴者のボールが気になる場合、マークして拾い上げてもらうことはできる?
パー3で惜しくもワンオンを逃した2人。ラフからのアプローチになったが、カラーにあった同伴者のボールが気になったため、「マークして拾い上げてほしい」と要請。しかし同伴者からは「グリーンに乗っていないのでペナルティになるのでは?」と反論されてしまった。
正解は、「拾い上げられる」。
コース上にある別のプレーヤーの球がプレーヤー自身のプレーの障害となる場合、プレーヤーはその球の箇所をマークして拾い上げることを要請することができるが、その球は拭いてはならず、元の位置にリプレースしなければならない。またその際、ストロークプレーであればそうする代わりに先にプレーすることができる(規則15・3b)。
週刊ゴルフダイジェスト9/29・10/6合併号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)