グリーン上で入念にラインを読んでいるときに、グリーン面に手をついたところ、同伴者から「グリーン面のテストにあたって2打罰!」と指摘。これって違反になる?
池超えのパー3のティショット。「お、これはいいわよ! バーディ狙えるいい位置に付けたんじゃない?」
「カップまで少し距離はあるけど、バーディチャンスね。慎重にラインを読まないと。マークしまーす」
「なんだか微妙なラインだわ。ここはもう少し低い位置から、見ておきたいわね」
傾斜を確認する際、バランスを保つために、グリーン面に手をついたところ……。
ラインを読むときにバランスを保つためにグリーンに手をついた。これって違反になる?
パー3でワンオンに成功! マークして球を拾い上げ、入念にラインを読もうと、手を地面について低い位置から傾斜を確認した。するとそれを見ていた同伴者から「グリーン面に触れたら、意図的でなくてもグリーン面のテストになって2打罰」と指摘された。
正解は、「ルール違反にはならない」。
プレーヤーはラウンド中にパッティンググリーンや目的外グリーンをテストすることを目的に、表面をこすったり球を転がしてはならない(規則13・1e)が、今回のようにラインを読むときに手をついても問題ない。また、湿り具合を確認するために片手を置く行為も、グリーンをテストする意思があっても違反にはならない(オフィシャルガイド)。
週刊ゴルフダイジェスト10/20号「ゴルルとルール。2020」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)