雨上がりのラウンド。グリーンオンした球をマークして拾い上げたところ、泥が付いていたのでグリーンの芝にこすり付けて泥を落とした。すると同伴者から、ルール違反を指摘されてしまった!
雨上がりのラウンド。パー4のセカンドショットは、方向も距離もバッチリ。「これ、いいんじゃない?」「ナイスオンで~す!」
「いいところに付けられたわ。ここはバーディを獲りたいところ。ん? ボールに泥がついているわね……」
ラインを読みながら、マークをした後、ボールに付着した泥を芝にこすりつけて落としていたら……。
球に付着した泥を落とすために球をグリーンにこすり付けたらどうなる?
雨上がりでセルフプレーとなったこの日。パー4の2打目で見事グリーンをとらえたが、マークをして球を拾い上げようとしたところ、球に泥が付いているのを発見。そこで球をグリーンの芝にこすり付けて泥を落としたところ、同伴者からルール違反を指摘されてしまった。
正解は、「罰打なし」。
プレーヤーはパッティンググリーンや目的外グリーンをテストするためにグリーンの芝をこすったり、引っ掻いたりすること、球を転がすことは禁止されている(規則13・1e)。ただし、今回のように球に付いた泥を落とすためにパッティンググリーン面にその球をこすり付けることは違反にならない(オフィシャルガイド)。
週刊ゴルフダイジェスト11/10号「ゴルルとルール。2020」より。監修・小山混、撮影・加藤晶