崖からの第3打。ピンが見えなかったところ、同伴者がピンの方向を教えてくれた。これって、アドバイスになるからルール違反?
コンペに参加中の2人。セカンドショットを引っ掛けてしまい、ボールは左の崖の方向へ。「やばい、OBかしら?」
ボールは何とかOBを免れたものの、ピンの位置が見えない状況に。「う~ん、ピンの方向はどこかしら……?」
どこに打とうか迷っていたところ、「ピンはこっちの方向よ~!」と同伴者が手を上げながら教えてくれた。
崖からのショットでピンが見えないとき、同伴者が「こっち方向」とピンの方向を教えるのは違反になる?
コンペに参加した2ひと。パー4の2打目を左に曲げ、落下地点へ行ってみると崖で球が止まり、何とか打てる状況だった。それを見た同伴者が「ピンはこっち方向よ!」と手を上げながら伝えてくれたが、「いまのはアドバイスになるのでは?」と指摘した。
正解は、「罰打なし」。
正規のラウンド中、同伴競技者にアドバイスを求めたり、与えることは禁止されている。しかし、今回のようなプレーの線上やその近くに立ってもらい、「プレーの線を示す」ことは、グリーン上以外では誰からでも受けることができる。ただしストロークを行う前にその人はその場所から離れなければならない(規則10・2b)。
週刊ゴルフダイジェスト11/17号「ゴルルとルール」より。監修/小山混、撮影/増田保雄