ティショットを打とうとしたところ、同伴者のくしゃみに驚き、止めようとしたクラブにボールが当たってしまった。この場合、無罰で打ち直していいはずよね?
スタートホールのティショット。「今日は寒いけど、しっかり振っていくわよ~」と朝から気合も十分。
「ヘーーーーーーックション!」テークバックの途中で、同伴者の突然のくしゃみに驚き、「えっ!? クラブを止めなきゃ!」と思ったものの……。
途中でスウィングを止めることができず、クラブがボールに当たってしまった。「あ、当たっちゃったわ!」
スウィングを途中で止めようとしたが止められず、球に当たって転がった。次は何打目?
肌寒さの残るこの日。スウィング中に同伴者が豪快にくしゃみをした。慌ててクラブを止めようとしたが間に合わず、わずかに球に当たって転がった。「無罰で打ち直せる」と主張したが、同伴者は申し訳なさそうに「次は2打目……」と指摘された。
正解は、「2打目」。
ストロークとは球を打つために行われる前方への動きのこと。ただし、スウィングの途中で意図的にヘッドを止めたり空振りした場合、ストロークにはならない(定義)。今回のケースではヘッドが球に当たったのでストロークとみなされ、次は2打目になるが、ティーイングエリア内に球がある場合は再ティアップできる(規則6・2b)。
週刊ゴルフダイジェスト11/24号「ゴルルとルール2020」より。監修・小山混、撮影・岡沢裕行