肩から肩甲骨周り周辺の関節の柔軟性をキープすることは、力み防止につながりミスの予防になると小楠トレーナー。とくに肩が上がってしまうクセのある人は要チェックです。
「ひざ立ちの姿勢から椅子や低い台の上に両ひじを乗せ、両手でクラブを握ります。クラブの下に頭を通すようにお尻を下げていきます。頭を下げずに背筋を伸ばすことで、肩回り、肩甲骨周りがストレッチされている感覚を感じましょう」(小楠トレーナー、以下同)

画像A ひざ立ちで両手でクラブを持ち、両ひじをついた姿勢からお尻を後ろに下げながらクラブの下に頭をくぐらせることで肩から肩甲骨周りのストレッチになる
肩と肩甲骨周りの柔軟性が失われると、知らず知らずのうちに肩が上がり胸が縮こまったアドレスになってしまう。そうすると胸椎の動きも悪くなり深いトップが作りにくくなってしまうと小楠トレーナー。肩を下げて背筋を伸ばし、胸を開いたアドレスで構えるために肩回り、肩甲骨周りのストレッチは不可欠だという。

画像B 柔軟性が失われると肩が上がって力みやすくなるため(左)、肩回りのストレッチをすることで肩を下げ背筋を伸ばして構えられようになる
年齢を重ねて柔軟性が失われてくると、頭を上げたまま背筋を伸ばしクラブの下を通すのはかなり難易度が高いはず。しかし、頭を下げ背中を丸めてしまうとストレッチ効果が落ちるので、ストレッチされている部分に意識を持ちながら10秒程度を2セット、ゆっくりとやってみよう。

画像C 背中を丸めて頭を下げるのはNG(左)、背筋を伸ばして顔を上げ両手に持ったクラブをくぐるようにストレッチしよう
取材協力/J's sports body
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