飛距離を出すためには下半身の力を使うことが重要だとわかっているが、どう使えばいいのか、わからない。下半身の力を使えるようになるトレーニングを2021年の賞金女王をサポートした小楠和寿トレーナーに教わった。
下半身の力をスウィングに生かすためには、重心の移動をしっかりと受け止められる股関節やひざ、骨盤のポジションが大切だと小楠トレーナー。
「片ひざを立てて腕を胸の前で組み、そこからジャンプして足を入れ替え、同じく片ひざを立てて着地します。右足前のポジションではテークバック側、左足前ではフォロー側で下半身を正しく使う感覚が身につきます」（小楠トレーナー、以下同）
画像A 片ひざを立て腕を胸の前で組み、ジャンプして足を入れ替えて着地する
片ひざを立て骨盤を起こした姿勢からジャンプするときと着地の際に使う筋力、それを受け止める姿勢がスウィング中に下半身を使う動作に効果があるという。
体幹や脚力が弱いと着地の際にバランスを崩しがち。初めは低くても構わないので、前に出したほうのひざ、股関節に体重が乗りバランスを崩さないように意識しよう。
画像B 着地の際にバランスを崩して上体が傾かないようにしよう
実際のスウィングに当てはめると、テークバックでスウェイしないように股関節で受け止める感覚と、地面を踏み込んでから左方向へと骨盤を回転させる飛距離の原動力になる下半身の動かし方、使い方に効果があると小楠トレーナー。
画像C スウェイしないテークバックの姿勢なら地面を踏み込んで回転するときの下半身を使う感覚が身につけられる
トレーニングする前には、ひざの屈伸運動など準備運動も忘れずに行いたい！
撮影協力／J’ｓスポーツボディ
