地面反力を使い切るためにはどうすればいい? 篠崎紀夫のシニア賞金王をサポートした小楠和寿トレーナーに教えてもらった。
「地面反力を使うためには、トリプルアクションといって足首、ひざ関節、股関節の三つの関節を均等にタイミングよく使うことが重要です」(小楠トレーナー、以下同)
ボックスジャンプという、垂直に飛び上がり、箱やベンチに着地するトレーニングを行うことで、飛距離を出すために必要な地面反力を使えるようになるという。(画像A)
最初は低めの高さから始めてみよう。女子プロで65センチ、男子プロで80や90センチの高さまでジャンプして着地するトレーニングをすると小楠トレーナー。
NGなのは、トリプルアクション(足首、ひざ関節、股関節)が揃わずに、ジャンプした際の姿勢が崩れてしまうこと。空中で体が垂直になるようイメージしてジャンプしてみよう。
関節の協調性、連動性が向上することでダウンスウィングでの出力が上がり、ヘッドスピードを向上させてくれる。
しっかりと準備運動をして必ず低い高さから始め、ケガのないようにチャレンジしていこう。飛ばしに直結する下半身の筋力強化と関節の連動性が、飛距離をきっと伸ばしてくれるはずだ。