飛距離、アプローチ、パッティング
3つの部門で競われる
「ドライブ、チップ&パット」は、マスターズと全米プロゴルフ協会、全米ゴルフ協会(USGA)が共同で実施する無料の青少年ゴルフ育成プログラムで、ゴルフへの生涯にわたる興味を引き出すことを目的としている。7歳~15歳までのジュニアゴルファーを4つの年齢カテゴリーに分け、昨夏から全米342カ所で地区予選を行い、上位入賞者が10カ所での地域予選に進出。そして最終的に各年齢部門で男女各1名ずつの地域予選優勝者、男子40名、女子40名の計80名が4月2日のオーガスタナショナルGCでの全国決勝に参加した。
地区予選を勝ち抜いた80名が参加
まずはオーガスタナショナルGCの練習場のドライビングレンジで1部門目の飛距離(ドライブ)争い。2球打ってより遠くへ飛ばした飛距離がスコアとなるが、40ヤード幅の外に出た球は0点となる。各部門で優勝者には10ポイント、2位には9ポイントが与えられ、3つの部門で最も多くポイントを獲得した選手が、その年代の総合優勝者となる。
パッティングはオーガスタの18番グリーンで
ドライブのあとは隣のアプローチエリアで2部門目のアプローチ(チップ)勝負。こちらも2球打ってカップからの距離の合計でポイントを獲得。最後は数々の名勝負を生んできたオーガスタナショナルGCの18番グリーンで15フィートと30フィートのパッティング(パット)。カップまでの合計距離が短い選手が勝ちとなる。大会の模様は全国に生中継され、競技中はコンドリーザ・ライス元国務長官ら、オーガスタナショナルのメンバーたちがジュニアゴルファーのプレーを暖かく見守った。
終了後にはクラブハウスの脇で表彰式。グリーンジャケットをまとった歴代マスターズチャンピオンもプレゼンターとして特別に参加。真剣勝負を終えたジュニアゴルファーたちを笑顔と拍手で讃えていた。
PHOTO/Blue Sky Photos