マスターズの会場、オーガスタナショナルGCには約300人のメンバーがいると言われるが、詳細はベールに包まれたまま。そして、いくつもの都市伝説が存在している。
植物の種子は氷漬けにして開花をコントロール!?
マスターズの舞台、オーガスタナショナルGCには様々な都市伝説がある。たとえば、マスターズの時期にはアザレア(ツツジ)やカメリア(ツバキ)、ダグウッド(ハナミズキ)といった花々が満開に咲き誇るが、これは植物の種子を氷漬けにして咲く時期を調整しているなどと言われてきた。しかし、今年は花の開花がピークを過ぎ、例年のようにコースを彩る花々がほとんど見られない。ということは、実際は植物の開花調整など行われていないのだろう。
声は聞こえど姿は見えず、オーガスタに小鳥はいない!?
また、マスターズのテレビ中継では小鳥の鳴き声が印象的だが、鳥の姿はどこにも見えない。だが、実際にコースに出ると、確かに鳥たちのさえずりがよく聞こえる。もしかして木の陰にスピーカーなどが隠されているのかと探してみたが、そのような物も見当たらない。しかし、意識しながら注意深くコースを歩くと、ときたま鳥の姿を垣間見ることができた。鳥の鳴き声は、どうやら本物のようだ。
隣の芝生は青く見える
オーガスタナショナルGCの芝はグリーンからティーイングエリア方向に向かって刈られている。そのためグリーン方向から見たフェアウェイは順目で白っぽく、ティーイングエリアから見たフェアウェイは緑が濃く青々としている。隣り合っている1番ホールと9番ホールを比べてみればこの通り。手前から奥のグリーンに向かっていく右の1番ホールのフェアウェイは緑が濃く、手前にグリーンがある左の9番ホールはフェアウェイが白っぽい。「隣の芝生は青く見える」はオーガスタナショナルに限って言えば本当だった。
写真/Blue Sky Photos