ドライバーショットや深いラフでの大きな衝撃に耐えるには“小指の筋力”が大切だという。シニア賞金王の篠崎紀夫をサポートした小楠和寿トレーナーに小指を鍛える簡単トレーニングを教わった。
親指と小指だけでペットボトルを持ち上げる
インパクトの衝撃に耐えられる筋力がなければ、体が防御反応を起こしてヘッドスピードは上げられないという。上腕、体幹部などの大きな筋力だけでなく“小指”の筋力が大切だと小楠トレーナー。
「グリップを握るスポーツに共通するのは、小指でしっかり握ることです。小指の筋力を鍛えることで、クラブのコントロールは確実に上達します」(小楠トレーナー、以下同)
500mlのペットボトルを親指と小指でつまむように握って持ち上げる。軽すぎると感じたら1Lで試してみよう。
次に親指と小指を使って、フタを開けたり閉めたりすることで指を動かす感覚も鍛えられという。左右とも均等にトレーニングしてみよう。
実際にクラブを握ってみると、古くから言われることだが、左手の小指、薬指、中指の三本でしっかり握ることが大切。
特に左腕はクラブの軌道を司るリードアーム、すなわち左手リードでクラブをコントロールするためにも小指の筋力は重要だ。
右手もオーバーラッピングやインターロッキングと握り方は変わっても、クラブと手を密着させ一体感を持たせるためにも小指の筋力は大切。早速やってみよう!