今週18日から始まる今年2番目のメジャー「全米プロゴルフ選手権」。日本からは松山英樹を筆頭に、比嘉一貴、星野陸也が出場する。
画像: 昨年の全米プロ、日本勢は松山英樹、星野陸也が60位タイ。香妻陳一郎、稲森佑貴、木下稜介、金谷拓実は予選落ち(写真は22年全米プロ Photo/Blue Sky Photos)

昨年の全米プロ、日本勢は松山英樹、星野陸也が60位タイ。香妻陳一郎、稲森佑貴、木下稜介、金谷拓実は予選落ち(写真は22年全米プロ Photo/Blue Sky Photos)

T・ウッズ、W・ザラトリスは不参戦

なお、4月に足首の固定手術を受けたT・ウッズや腰の手術を受け、ツアー欠場中のW・ザラトリスは不参戦となり、手首の怪我でAT&Tバイロン・ネルソンを欠場したJ・スピースは出場者リストに名を連ねている。

一方、LIVからは18名が出場。21年大会覇者のP・ミケルソンや22年全英オープン覇者のC・スミス、全米プロ2度制覇のB・ケプカ、20年マスターズ覇者のD・ジョンソン、20年全米オープン覇者のB・デシャンボーなどは「過去の全米プロ優勝者」「過去5回のマスターズ・全米オープン・全英オープンの優勝者」の枠で、M・ペレイラやB・スティールは「前年の全米プロ上位15位以内」の枠で出場資格が与えられた。

また、S・キムは今年初めて採用された「インターナショナルフェデレーションランキング」上位3名という枠での出場となるが、これはアジアンツアー、日本ツアー、オーストラレイジアPGAツアー、サンシャインツアー(南ア)でプレーする選手を対象にしたランキングで、キムは3位を保持している。

他の出場資格は基本的にPGAツアーメンバーでなければ得ることができないが、全米プロは以前からオフィシャルワールドゴルフランキング(OWGR)の上位100名を招待するという伝統を堅持しており、世界ランク98位のA・ラヒリなどはその枠だろう。

ただし、現状LIVの大会は世界ランキングポイントの加算対象外であり、これが続けば当然LIV勢の世界ランクは落ちる一方となり、数年後は全米プロの歴代優勝者しか出場機会が与えられないこととなる。

先日、ミケルソンがLIV第5戦開幕前の会見で「世界ランキングは信用できない。別の方法を考えなければ」と発言したのは、そういった事態を想定してのことだろう。

いずれにせよ日本勢の活躍が待ち遠しい。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月30日号「バック9」より

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