79歳のアマチュア男性が生涯10回目のホールインワンを達成し、全米で話題になっている。

ワシントンタイムズ・ヘラルド誌は、5月初めにジム・マーティンさんというアマチュアゴルファーが、ホームコースのカントリーオークスで10回目のホールインワンを達成、“キング・オブ・エース”が誕生したと報じている。

節目の10回目は、カントリーオークスGCの2番115ヤードのパー3。8番アイアンでティーショットを放ったマーティンさんは、「入ったかどうかわからなかった。打った瞬間『大きいかな』と思ったけれど、グリーンに上がったらピンに寄りかかるようにカップインしていた」

このホールでのエース達成は2回目。ゴルフ場支配人のミラー氏は、「ほとんどのゴルファーが生涯一度もホールインワンを経験せずに終わるのに、ふた桁をマークするなんて信じられない」と興奮を隠せない。

仲間からは「我々がフリンジ(カラー)からチップインするのと同じぐらいのペースで、彼はエースを決めているんだから。参っちゃうよ」と言われている。

画像: アプローチの練習だって、なかなかカップインするものじゃないのに…

アプローチの練習だって、なかなかカップインするものじゃないのに…

「(エース達成が)ふた桁までいけたのは気分がいいね。9個目から3年半ブランクがあったので、もうこれ以上は無理かと思ったけれど10個目が出て良かった。友人たちに『ひと桁で打ち止めでは?』と言われていたので、かなり爽快な気分だよ」とマーティンさん。

仕事をリタイアしてからも週3回のゴルフは欠かさず、73歳のときエージシュートした猛者。「退職したら第二の人生を彼のように謳歌したい」という声が続出している。

ちなみにPGAツアーの最多ホールインワン記録はハル・サットンとロバート・アレンビーの10回。女子では昨年のクリスマスイブに亡くなったキャシー・ウィットワースが11回。タイガーは、ツアーとプライベートを含めると18回エースを達成している。

ゴルフの統計学によると、初心者を含む全ゴルファーのホールインワンの確率は、3万3000分の1。マーティンさんの記録がいかにすごいかがわかる。“キング・オブ・エース”と呼ぶにふさわしい。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月30日号より

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