筑波大学体育系の最先端スポーツ科学を導入
エクステンションとは「拡張・開放」を意味し、筑波大学の先駆研究で得られた成果を社会に還元するプログラム。数々の研究のなかでもスポーツ科学、とりわけゴルフの科学的解析には定評がある。その研究と優勝経験のあるツアープロの実技指導を融合させ、今回の「2023 筑波大学ゴルフ講座」となる。
講師は、ゴルフ界で著名な白木仁氏(筑波大学体育系・名誉教授)、中田由夫氏(筑波大学体育系・準教授)、高木斗希夫氏(日本ゴルフ協会)、ツアー8勝のプロゴルファー・細川和彦(茨城ゴルフ倶楽部所属)。
開催日程は、7月1日(土)・8日(土)・15日(土)・29日(土)・8月5日(土)の全5日間。
受講資格はアベレージ95前後のゴルファー
クラブハウス内ラウンジでの講義(13時30分~17時)から始まり、ウォーミングアップ方法・ゴルフ講習・実技指導、最後にクーリングダウンで終了となる。
最終日は、18ホールのラウンド(3名4組)で修了式を行う。講義内容はスウィング撮影に始まり、その分析、評価、弾道測定による解析で各人の科学的データを取る。
同時に細川和彦プロのスウィングと比較分析することで、その人のベストスウィングを浮き彫りにする予定だ。さらに、スウィングメソッド自体に人間の動作特徴を加味したパーソナルトレーニングも実施。
その際にはスマホやタブレットを使用し、視覚的に納得できるようにする。受講料は7万5000円。最終日のプレー料金や練習場のボール使用料は各自が負担する。
この講座へ開催場所を提供した経緯を茨城ゴルフ倶楽部支配人の青木則明氏は、「メンバーさんに新たなゴルフの楽しみ方を提供することと、筑波大学は地元ということで、地域貢献の意味からも今回のコラボに賛同させていただきました」。受講対象者は平均スコア95前後のゴルファーで、今回はあえて初心者を外したという。
「ある程度ゴルフを理解し、エチケットやマナーも身につけているゴルファーでないと、メンバーシップのゴルフ場にはふさわしくないと判断しました。大学もそう望んでいるはずです」(青木支配人)
5日間で4日以上講座に参加した受講者には、筑波大学発行の受講修了書が授与される。募集は現在、筑波大学エクステンョンプログラム窓口で行われている。ワンランク上のゴルフを目指して参加してはいかが?
※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月13日号(PHOTO/Tadashi Anezaki)