全米オープン優勝のウィンダム・クラークのパターが、中古市場でちょっとした話題になっている。
画像: W・クラーク、R・ファウラーのパター「オデッセイVersaジェイルバード」。トラベラーズ選手権を制したキーガン・ブラッドリーも使用する

W・クラーク、R・ファウラーのパター「オデッセイVersaジェイルバード」。トラベラーズ選手権を制したキーガン・ブラッドリーも使用する

アメリカのオークションサイトでは猛烈な値上がり

クラークの優勝を大きく後押しした"ファウラーのパター"。実は当のファウラーも今季から使用し、復活に大きく貢献していることもあり、アメリカのオークションサイトで猛烈な値上がりを見せている。

話題の渦中にあるオデッセイのVersa ジェイルバードは、2014年に発売されたモデル。アメリカのオークションサイト「ebay」で調べると、7万~8万円の価格帯を中心に、10万円超えの商品も複数見受けられた。一方で日本のオークションサイトでは、8000円から1万円前後の品が数点並ぶのみ。ただ、ちょうど全米オープン閉幕の日が入札の締め切りとなっていた同モデルに10万円以上の値段がついていた。

出品者による説明文によれば、こちらはファウラースペックの特別仕様らしく、そのために値段が高騰した可能性はあるが、これはもしや日本でも流行するのでは? 中古クラブに詳しいゴルフエフォートの荒井義明マイスターに聞いた。

画像: R・ファウラーの「Versaジェイルバード プロト」。Oworksシリーズのマイクロヒンジインサートを採用したプロトタイプ。W・クラークも同モデル(Photo/Blue Sky Photos)

R・ファウラーの「Versaジェイルバード プロト」。Oworksシリーズのマイクロヒンジインサートを採用したプロトタイプ。W・クラークも同モデル(Photo/Blue Sky Photos)

「私の記憶では、発売当初、日本市場でVersaはあまり出回っておらず、なかでもジェイルバードの流通量は少なかったはずです。オークションはときに競り合いが過熱して、勢いでスゴい値段がついてしまうケースもありますが、通常モデルはどうでしょう。ただ、市場に出回っている数が少ないという点で考えれば、希少性はあると思います」

とアメリカ並みの流行に関しては若干懐疑的だが、“タマ数"の少なさから、価格が高騰する可能性は「なきにしもあらず」だという。なにより全米オープンの優勝に貢献し、ファウラー復活の鍵を握るモデルなだけに、一度は試してみたいところ。

運良く中古店で見つけたときは、お財布と相談して入手しておくのも良いかもしれない。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年7月11日号「バック9」より

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