力強いインパクトは体をクロスする筋肉を収縮させる
「力強いインパクトを実現するためには、ダウンで体を伸ばすように力を入れるのではなく、お腹を引っ込めるように腹直筋を縮ませながら力を入れることが大切です」（小楠トレーナー、以下同）
ダウンでは体を伸ばすのではく、バックスウィングで引き延ばした筋肉を縮ませるように使うことが重要
バックスウィングで引き延ばされた筋肉を収縮させることで、ゆるみのないインパクトでしっかりとボールに力を伝えることができるという。
バランスボールを使ったトレーニング
小さめのバランスボールを使って体の右サイドと左サイドを収縮させるトレーニングをやってみよう。
まず仰向けになって両ひじ、両ひざでバランスボールを挟む。このとき背中や腰を床から浮かさないようにして基本のポジションを取る。次に右ひじと左ひざでボールを挟み、左腕と右足は伸ばす。そして、基本のポジションに戻ったら、左ひじと右ひざでボールを挟んで、右腕と左足を伸ばす。
背中や腰を浮かせずに両ひじと両ひざでバランスボールを挟んだら、右ひじと左ひざでボールを挟んだまま左腕と右足を伸ばす
体のクロスする筋肉を収縮させることを意識することで、インパクトでの伸び上がりを防ぎ、力強いインパクトができると小楠トレーナー。この動作を往復10回、2セットから無理のない範囲で始めてみよう。
NGなのは、バランスボールを落としてしまうことや背中を丸めてしまうこと。床から背中や腰を浮かさないようにしながら、正しく基本のポジションを取り、ゆっくりとクロスする腕と足を伸ばしていこう。
お腹の力が抜けるとボールが落ちてしまう。腹筋を意識しながらボールを挟み、ゆっくりと腕と足を伸ばそう
そのときにお腹の力が抜けるとバランスボールが落ちてしまうので、しっかりと腹筋に意識を持つことが重要だ。こういったトレーニングで体の使い方を意識し続けることで、スウィングでも体が伸び上がるエラーを改善してくれるようになる。早速やってみよう。
