東名CCでプロを夢見たジュニア時代
◆15歳の中島啓太
今年の賞金王レースを引っ張る中島啓太は15年第18回大会の優勝者。
15年当時は姉の影響で始めたピアノを弾くのが息抜きとのことで、記者の要請に応えてそのポーズで写真に収まってくれた。
◆17歳の比嘉一貴
同年代と比べてもひと際小さな体躯ながら、引けを取らないドライバーの飛距離と正確なアイアンショットで初出場初優勝を決めた12年大会。
意外(?)にもGDジュニアカップ優勝経験のある賞金王は比嘉ただ一人。
◆15歳の永野竜太郎
今年の全米オープンで日本勢最高の20位と活躍した永野。
熊本出身ながら、中学時代に3年連続で出場した。
中学生とは思えない体格の良さですでに飛ばし屋の風格があった。
◆14歳の今平周吾
今年の開幕戦の東建カップで優勝した今平。
16年前に出場したGDジュニアの07年大会は川村昌弘に敗れ2位。
また8月初頭の日本ジュニアを優勝して臨んだ08年大会は、日本ジュニアで5位だった森本雄に敗れ、こちらも2位フィニッシュ。
なお、09年からは海外留学のため不参加。
◆11歳の堀川未来夢
プロゴルファーのなかでGDジュニアカップに一番多く出場したのは堀川だろう。
小4~高3までの9年間すべてに出場。
04年大会は自身の自己ベストを8打更新する会心の出来で優勝した。
◆10歳の香妻陣一朗
横峯さくらを育てた「めだかクラブ」(鹿児島・鹿屋市)で練習して臨んだ04年大会。
堀川未来夢が優勝し、香妻は8位タイだった。
「出場前から優勝を狙っていた」と話していた2歳上の姉・琴乃は宣言通り優勝した。
◆14歳の川村昌弘
欧州ツアーで活躍する”旅人ゴルファー”こと川村は、07年大会で優勝した。
その年は川村(三重出身)をはじめ、中学生、高校生年代の優勝者4人が全員中部地方出身だったことも話題になった。
中学生の女子の部は、森美穂(三重出身)が青木瀬令奈を下して優勝した。
◆17歳の小平智
ジュニア時代から高い実力は知られていたが、GDジュニアとの相性はあまり良くなく、06年の6位が最高。
米ツアー優勝者でも手強いのが夏の東名CC!?
◆17歳の杉山知晴
松山英樹の2学年下で、明徳義塾高校時代の3年間出場。
2年時の優勝は全国規模では初優勝となった。
本人は「(記録に残っていない)リトルジュニアから参加していた大会だったので絶対に勝ちたかったし嬉しいです」とコメント。
◆17歳の塚田陽亮
アメリカ留学中の塚田は夏休みに一時帰国して優勝を勝ち取った。
米国ではレッドベターアカデミーで学び、デビッド・レッドベターやケビン・スメルツの指導を受けた。
◆17歳の木下裕太
02年は塚田陽亮の後塵を拝したが、03年は同じ千葉出身で同い年の渡辺優登とのプレーオフを制して優勝。
ちなみに姉は週刊ゴルフダイジェストの準ビューティクイーンだった。
◆14歳の池田勇太
GDジュニアカップ初期メンバーのなかでも池田勇太は外せない。
本大会では優勝経験はないものの、第1回大会から参加し、いずれも上位フィニッシュ。
当時から、ゴルフ界を背負って立つ風格が漂っていた。
◆15歳の石川遼
「GDジュニアカップの週は毎年家族でキャンプしながら大会に通っていました」と語る石川。
優勝こそなかったものの、夏の楽しい思い出として記憶されているようだ。
弟の航もGDジュニアカップには4回出場している。
PHOTO/ゴルフダイジェスト社写真部
※週刊ゴルフダイジェスト9月5日号「ジュニアカップ大全~みんなココから羽ばたいた」より一部抜粋