今季、ドライバー、フェアウェイウッド、UT、アイアンセットを一新させた藤田寛之。契約するヤマハのニューモデルを先行使用してきたもので、このセッティングでシニアの海外メジャーを戦い、今年の日本シニアオープンを制覇した。藤田本人がとくに評価しているのが、ストロングロフト設定の“ディスタンス系”アイアンRMX VD/M。

7Iのロフトが31度。人生で初めて使う“ストロングロフト”アイアン

今回、藤田に聞いたのは、日本シニアオープン優勝の1カ月半ほど前。全英シニアオープン(33位タイ)から帰国した直後。新しいRMX VD/Mアイアンの投入について以下のように話した。

「今回のセッティングで一番のこだわりが人生初のストロングロフトアイアンをバッグに入れたこと。実は、前々からストロングロフトのアイアンをヤマハにお願いしていましたが‟飛距離”と‟止められる”がなかなか両立しませんでした。それが今回のアイアン、RMX VDのMは納得いく性能が得られたのです。飛び系といっても、ツアーモデルのVD Rと顔はまったく一緒なので違和感はありません。打感とソールの抜け感も満足しています」

画像: RMX VD/Mアイアン。フェースのセンターに重心位置を近づけることで、藤田の言う「高さ」が安定して出るようになった。ソールのバウンス角を2度(7Iで4度から6度へ)増やしたことも高さとスピン量に寄与している

RMX VD/Mアイアン。フェースのセンターに重心位置を近づけることで、藤田の言う「高さ」が安定して出るようになった。ソールのバウンス角を2度(7Iで4度から6度へ)増やしたことも高さとスピン量に寄与している

ではなぜ、“飛距離”と“止められる”が両立したのか。藤田の解説はこうだ。「ロフトが立っていますが、例えば今回の7番はこれまでの7番よりも高さが出る。落下アングルが立ってくるのでそのぶん‟止まる=狙える”のです。また、ロフトと番手のマジックではありますが、これまで8番で打っていた状況から9番で狙っていけるというのは、やはりゴルフがアグレッシブになりますよね。本当に気に入っています!」。5IからPWまで入れていて、シャフトはこれまでと同じAMTツアーホワイトのS200を挿している。

画像: 藤田が使うRMX VD/Mと同モデルの顔。ツアーアイアンのVD/Rとほぼ同じ顔にしたことで、構えた時のディスタンス系らしさを意図的に消している

藤田が使うRMX VD/Mと同モデルの顔。ツアーアイアンのVD/Rとほぼ同じ顔にしたことで、構えた時のディスタンス系らしさを意図的に消している

ちなみに新しいRMX VDアイアンはR・M・Xの3タイプがあり、藤田が使うMは、軟鉄鍛造ボディにばね鋼フェースなどを組み合わせた複合ヘッド。7番で31度のストロングロフトモデル。

ドライバーもRMX VDのM。シャフトはS、ロフトは10.5度

画像: RMX VD/Mドライバー。ロフトは10.5度、シャフトはツアーAD PT-6(S)。長さはこのモデルの標準仕様と同じ45.5インチ

RMX VD/Mドライバー。ロフトは10.5度、シャフトはツアーAD PT-6(S)。長さはこのモデルの標準仕様と同じ45.5インチ

ドライバーもRMX VDシリーズのMというニューモデル。、ヘッドの前後方向に大きなウェイト調節が付き、撮影時はセンターのウェイトポジションだった。「今回、大型ヘッドにR・M・Xとバリエーションが3つに増えました。いま僕が使っているのは適度につかまってくれるMです」と藤田。ロフトは10.5度、シャフトはツアーADのPT-6で、フレックスはXではなくSを挿す。スペックを見る限り、クラブに仕事をさせて効率的に飛ばそうとしている印象だ。ただし、ロースピン系のRも改めて試す予定で、今後はMとRの併用になるかもしれない。

画像: ふじた・ひろゆき。1969年6月生まれ。福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーで23年間シード選手として活躍、通算18勝。今年は海外シニアメジャーに出場、全米シニア47位T、全米プロシニア37位T、全英シニア33位T。日本シニアOP優勝

ふじた・ひろゆき。1969年6月生まれ。福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーで23年間シード選手として活躍、通算18勝。今年は海外シニアメジャーに出場、全米シニア47位T、全米プロシニア37位T、全英シニア33位T。日本シニアOP優勝

2本のUTも、長年使っていたタイトリストのUTからRMX VD/Uにスイッチした。ロフトは22度と25度。「ボールを拾いやすく、高く上がる。操作性もじゅうぶん」と話す。

画像: RMX VD/Uの2本。ロフトは22度(215Y)、25度(200Y)。タイトリストのUTから変更した

RMX VD/Uの2本。ロフトは22度(215Y)、25度(200Y)。タイトリストのUTから変更した

パターはスコッティキャメロンだが、今は、若い頃に10年近く愛用していた元エースを再登場させている。フェースのヒール部に入ったバーチカル(縦組み)スタンプがタイガーのニューポート2とお揃いのレアモデル。

画像: スコッティキャメロン バーチカルスタンププロト。形状はニューポート2系。10年以上前の元エースを数年ぶりに使っている

スコッティキャメロン バーチカルスタンププロト。形状はニューポート2系。10年以上前の元エースを数年ぶりに使っている

クラブ選びにシビアな藤田が認めたニューモデルのドライバー、FW、UT、そしてストロングロフトのアイアン。シニアメジャー優勝という結果も出て、注目を集めそうだ。

画像: ウェッジはボーケイ。ロフトは50度、54度、58.5度。シャフトは3本ともダイナミックゴールドEXツアーイシュー(S200)

ウェッジはボーケイ。ロフトは50度、54度、58.5度。シャフトは3本ともダイナミックゴールドEXツアーイシュー(S200)

1WからアイアンまでニューRMX VD
1W/ヤマハRMX VD/M(10.5度)・ツアーAD PT-6(S)
3W/ヤマハRMX VD/F(18度)・ツアーAD PT-7(X)
4U・5U/ヤマハRMX VD/U(22度・25度)・AMTツアーホワイト(S200)
5I~PW/ヤマハRMX VD/M・AMTツアーホワイト(S200)
AW/ボーケイデザインSM9(50度)・DG EXツアーイシュー(S200)
AW/ボーケイデザイン ウェッジワークス(54度)・DG EXツアーイシュー(S200)
SW/ボーケイデザインSM9(58.5度)・DG EXツアーイシュー(S200)
PT/タイトリスト スコッティキャメロン バーチカルスタンププロト(3度)
BALL/タイトリスト プロV1
※スペックは編集部調べ ※スペックやスタッツは9月20日時点のもの

週刊ゴルフダイジェスト2023年9月26日号より

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