![画像: 左から43・48・52・56・60度のJAWSフォージド。右端のウェッジは表示58度だが、今の実際のロフトは60度](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2023/11/10/d4227c2a86fe941b3181ba09ab6c8415ccec4e67.jpg)
左から43・48・52・56・60度のJAWSフォージド。右端のウェッジは表示58度だが、今の実際のロフトは60度
ウェッジ5本態勢について、開幕当初に話を聞いた際、「150ヤード以内を2打で上がる確率を上げることが狙いです」と話していた石川遼。とくに43度のJAWSは完全なオリジナルで、「46度のロフトを立ててもらったものです。普通、ここまでロフトを立てるとグースネックの度合いが強くなりやすいのですが、そうならないよう特別な調整を施していただいたので、違和感なく使えています」(石川)
![画像: いしかわ・りょう。1991年9月生まれ。杉並学院高校在学時に2007マンシングウェアKSBカップで優勝。翌年プロ転向、通算18勝。昨年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来の優勝を目指す。パターはシーズン序盤使っていたブレードタイプ。現在は4Iを抜きUWが2本](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2023/11/10/0666bd99911c0f2524cc25e030fd2cdeaf3c7788.jpg)
いしかわ・りょう。1991年9月生まれ。杉並学院高校在学時に2007マンシングウェアKSBカップで優勝。翌年プロ転向、通算18勝。昨年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来の優勝を目指す。パターはシーズン序盤使っていたブレードタイプ。現在は4Iを抜きUWが2本
8Iと43度の番手間は、得意な8Iで打ち方のバリエーションによって距離を合わせる。シーズン終盤に入り、契約するキャロウェイに改めて確認したところ、ウェッジ5本態勢は今も変えずに、このセッティングを貫いているという。
![画像: パラダイム♦♦♦S。ロフト10.5度をネック調整で9.5度にしている。シャフトは開幕当初のツアーAD PT-6 (X)からTP-6(S)に変更している](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2023/11/10/4639da3e6076ae7f99a2a34aa12ad02ba955a522.jpg)
パラダイム♦♦♦S。ロフト10.5度をネック調整で9.5度にしている。シャフトは開幕当初のツアーAD PT-6 (X)からTP-6(S)に変更している
1Wは、やや小ぶりなパラダイム♦♦♦S。「持ち球のドローが打ちやすく、球の高さもイメージ通り」と本人。現在の平均飛距離は307.3ヤード(JGTOツアー8位)。3Uと4UはAPEX UW。従来のUTよりもウッドに近い形状で球が拾いやすく、高く上がりやすいモデルで、シーズン前半は3Uのみだったが、4Iを抜いて23度の4Uを追加。この2本で220ヤードから260ヤードを網羅する。
![画像: APEX UW。ロフト19度(写真)と23度の2本。シャフトはツアーAD UB-8(X)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2023/11/10/fc81e198ab861f389f93ddcc85e131cd52940627.jpg)
APEX UW。ロフト19度(写真)と23度の2本。シャフトはツアーAD UB-8(X)
アイアンは、APEX MBツアーバージョン。シャフトはアイアンと56度のウェッジまでN.S.プロ モーダス³プロトタイプ。ボールはクロムソフトシリーズの中で、ロングショットが最も低スピンで飛距離性能が高いクロムソフトX LS。
![画像: ホワイト ホットXG #7 のセンターシャフトタイププロト。重いグリーン対策で投入し、その後、フィーリングが良いと継続使用。VISA太平洋マスターズの高速グリーンで本来のブレード型やL地マレットに戻す可能性もある](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2023/11/10/4caf368dec1710f3b0a5cf795fdb80e95dab4301.jpg)
ホワイト ホットXG #7 のセンターシャフトタイププロト。重いグリーン対策で投入し、その後、フィーリングが良いと継続使用。VISA太平洋マスターズの高速グリーンで本来のブレード型やL地マレットに戻す可能性もある
パターは日本オープンから変更。日本オープンのグリーンが少し重かったため、普段使っているパターのイメージを壊したくないことから使ったところ、フィーリングも結果も良く、翌週も続けて使用したとのこと。角型ヘッドのオデッセイ・ホワイト ホットXG♯7をセンターシャフトにカスタマイズしたプロトタイプで、本人のオーダーによって少しオンセット(シャフトよりもフェース面が前に出ている)を付けたヘッド。
![画像: JAWSフォージドウェッジ。このLWのみヘッドが走りすぎずに粘り感のあるDG EXのシャフトを挿す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2023/11/10/394f23097d62c9a231ad3bd90d23dc04102e2e7f.jpg)
JAWSフォージドウェッジ。このLWのみヘッドが走りすぎずに粘り感のあるDG EXのシャフトを挿す
ここまでのスタッツは、バーディ率がツアー4位、パーオン率6位。飛び抜けた数値ではないが、10月の日本オープンでは2位、ZOZOチャンピオンシップで4位タイと一定の成果は出始めている。ツアー終盤の数試合で大きな成果を見せられるか。
ウッド4、アイアン4、ウェッジ5でプレー
1W/パラダイム♦♦♦S(9.5度)・ ツアーAD TP-6(S)
3W/パラダイム♦♦♦(15度)・ツアーAD PT-7(X)
3U・4U/APEX UW(19度・23度)・ツアーAD UB-8(X)
5I~8I/APEX MB ツアーバージョン・N.S.プロ モーダス³プロトタイプ(S)
GW~SW/JAWS フォージド(43度・48度・52度・56度)・N.S.プロ モーダス³プロトタイプ(S)
LW/JAWS フォージド(60度)・DG EXツアーイシュー(S)
PT/ホワイトホットXG #7 CSプロト(3度)
BALL/クロムソフトX LS
※スペックは編集部調べ ※1Wはネック調整で10.5度→9.5度 ※スペックとスタッツは11月6日時点のもの
※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月14日号より(PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi Anezaki)※11月10日18:35本文一部修正しました。