飛距離や安定性を実現するにはゆるみのないテークバックで体幹をねじることが大切だ。体幹をゆるませずにねじるスタビリティトレーニングを、今季快進撃を続ける桑木志帆をサポートする小楠和寿トレーナーに教わった。

今季躍進中の桑木志帆をサポートする小楠和寿トレーナーは、動きの中で筋肉に刺激を入れることでスウィングに直結するトレーニングに定評がある。桑木選手も「トレーニングしてきたことが成績にもつながって、その大切さを感じています」とシーズンを通してトレーニングを続ける重要性を実感している。

画像: 千葉駅前のJ’sスポーツボディにツアー中でも足しげく通う桑木志帆をサポートする小楠トレーナー(写真/増田保雄)

千葉駅前のJ’sスポーツボディにツアー中でも足しげく通う桑木志帆をサポートする小楠トレーナー(写真/増田保雄)

体幹がゆるんだテークバックではスウィングは安定しない

深いバックスウィングを取ろうと意識しても、体幹をゆるませたバックスウィングでは上半身と下半身の捻転差は作れない。体を揺さぶるように反動を使うスウィングになってしまい安定性に欠けると小楠トレーナー。

画像: 体幹をゆるませたバックスウィング(左)は上半身と下半身の捻転差を作れず不安定になるが、体幹をゆるませないバックスウィング(右)は飛距離と安定性を高める

体幹をゆるませたバックスウィング(左)は上半身と下半身の捻転差を作れず不安定になるが、体幹をゆるませないバックスウィング(右)は飛距離と安定性を高める

「テークバックの初期から体幹をゆるませずに、しっかりと体幹をねじる感覚を持つことが重要です」(小楠トレーナー、以下同)

体幹をねじるテークバックを実現するスタビリティトレーニング

「足首から頭までを一直線にした腕立て伏せの姿勢から、ペットボトルや1キロ程度のダンベルを腕を交差するように右から左、左から右へと移動させます。トレーニングに慣れていない人は、腕立て伏せの姿勢を30秒キープすることから始めてみましょう」

画像: 足首から頭まで一直線にした腕立て伏せの姿勢から、軽めのダンベルを左右に移動させるスタビリティトレーニング

足首から頭まで一直線にした腕立て伏せの姿勢から、軽めのダンベルを左右に移動させるスタビリティトレーニング

腕立て伏せの姿勢をキープしながらダンベルを左右に移動させることで、体幹をゆるませない感覚をつかむことができる。ダンベルを左右に移動しながら15回を2セットできるように目指してみよう。

画像: 腕立て伏せの姿勢から片腕で姿勢をキープしながらダンベルを移動させることで、体幹をゆるませない感覚をつかもう

腕立て伏せの姿勢から片腕で姿勢をキープしながらダンベルを移動させることで、体幹をゆるませない感覚をつかもう

NGなのは、体を傾けて体幹をゆるませてしまうこと。体を一直線にした腕立て伏せの姿勢をキープすることが大切だ。腰を高くすると姿勢をキープする負荷が減るから、トレーニングに慣れていない場合は、少し腰を高くして始めてみてもいいだろう。

画像: NGなのは、体を傾けて体幹をゆるませてしまうこと。トレーニングに慣れていない人は負荷を減らすために少し腰を高くした姿勢から始めてみよう

NGなのは、体を傾けて体幹をゆるませてしまうこと。トレーニングに慣れていない人は負荷を減らすために少し腰を高くした姿勢から始めてみよう

体幹をゆるませない感覚をつかむみ、テークバックの始動から体幹をねじる安定したスウィングを手に入れよう。

取材協力/J’sスポーツボディ

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