ヒーローワールドチャレンジで4月のマスターズ以来となる競技復帰を果たしたタイガー・ウッズ。解説者が明かした彼の”悪癖”とは?
画像: タイガー・ウッズのストイックゆえの“悪癖”!?  午前4時に仲間のプロたちに送ったメールの中身とは?

マキロイの彼女もメールの"被害者"!?

「皆さんと同じように、私自身もどうなるか興味深かった。しばらくプレーしていなかったし、足首の状態にも不安はあったけれど、それをなんとか乗り越え、またラウンドを組み立てることに毎日興奮していた」

と4日間で19バーディを奪ったタイガー。

同じ分だけボギーとダブルボギーを打ち通算イーブンパーとなり、出場20名中18位に終わったが、おおむね復帰戦に満足している様子。

その裏にはウェイトリフティングや、1日当たり「クラブとのコンタクトを1000回」をノルマにするなど、努力を続けてきたことはあまり知られていない。

大会初日には解説のブランデル・シャンブリーがこんなことを明かしている。

「タイガーはほかのゴルファーにやる気を起こさせるため、『今ジムにいるんだけど、君は上達のために何をしている?』といったメールを午前4時に送りつけている」

周囲が眠っている間に、孤高の王者はより強くなるために汗を流してきた。

例えばZOZOチャンピオンシップでツアー最多82勝を達成したころには、午前3時半から5時までトレーニングをしていたことを本人が認めている。

さかのぼって17年、当時ローリー・マキロイと婚約中だったエリカさんは、たびたびマキロイにジムにいるタイガーから夜中にメールが来ることを嫌がっていたという。

「夜中に僕が『タイガーがジムにいる』と彼女に報告するたびに、エリカは怒っていました」

とマキロイ。

若かりし頃のタイガーは夜明け前に試合会場に現れ、アップダウンのあるコースを全力で走っていたものだが、そんな努力があったからこその強さだったのだ。

下半身を思うように使えないなかで、ジャスティン・トーマスやリッキー・ファウラーをアウトドライブしたタイガー。

この2人も夜中のメールの被害者?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月26日号「バック9」より

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