すでにお伝えしたR&AとUSGAが発表したゴルフボールの飛距離制限について、読者からも続々と意見が届いた。識者の声と合わせて、紹介しよう。
画像: 日本の男子ゴルフは“飛距離規制”でどう変わる? 【JGTO 2023ドライビングディスタンス】1位 河本力 322.58Y 2位 杉原大河312.99Y 3位 伴真太郎310.88Y。写真は23年バンテリン東海クラシックのドラコン大会で2位に輝いた河本(撮影/岡沢裕行)

日本の男子ゴルフは“飛距離規制”でどう変わる? 【JGTO 2023ドライビングディスタンス】1位 河本力 322.58Y 2位 杉原大河312.99Y 3位 伴真太郎310.88Y。写真は23年バンテリン東海クラシックのドラコン大会で2位に輝いた河本(撮影/岡沢裕行)

●ある程度の規制は必要

コースをこれ以上延ばせない現状では、ある程度の規制は必要かなと思いますが、アマチュアにはない(プロの)飛距離を(見て)楽しみたい気持ちがありますし、飛距離だけでスコアの優劣がつかないのもゴルフですしね。ドライバーの反発係数制限のように、ある程度の規制は必要かな。(70代男性、広島県)

●いつの間にかそれが当たり前になるかも

これまでもドライバーの反発係数やウェッジの溝など、さまざまな規制が入ったが、別に自分のゴルフは変わっていない。今回もいつの間にかそれが当たり前、というふうになっていきそう。(60代男性、東京都)

●ボール規制、大賛成です。もっと飛ばなくしてもいいのでは

ヘッドスピード50m/sで250ヤードくらいにすれば、500ヤードのホールを2オンしなくなり、ゲームの面白さが出てくると思います。今のプロトーナメントは300ヤード飛ばしてあとはウェッジでチョンですから、“パター合戦”になっています。パットが入るか、入らないか、それだけで20アンダーとかの乱打戦になってしまい、14本のクラブを駆使してのゲームの面白さはなしの状態です。

一般アマチュアの世界に目を転じれば、40m/sで200ヤードならば、名コースと呼ばれるコースの良さが理解できるでしょう。何かの企画で「世界名コース100選」を見たら、イギリスのコースで6000ヤードを超えるくらいの距離で、自然の地形そのものを生かしたコースがいくつも載っていました。ドライバーで200ヤードの飛距離ならば、そういうコースを回る楽しさが再確認できると思いますよ。(石井米二郎、ゴルフ場運営アドバイザー・シングルゴルファー)

●規制には賛成です。

その昔、ニクラスが提唱したケイマンボールというのがありました。バーバラ夫人と一緒の”土俵”で楽しむためプラスチックボールを使ったという、あの発想ですね。女子ツアーの人気は技術の優劣がスコアに表れるからだ思います。男子は飛距離のウェイトがあまりに大きすぎて、大味で面白味に欠けてしまいます。日本の試合をやるコースは、米国のパインバレーのように「曲げると大変」なコースではなく、アベレージでもそこそこ回れる飛ばし屋有利になっているように思います。

私は、相撲でいえば、力や身長でなく、炎鵬や昔の舞の海の技が面白いと思うほうですから。野球のようにバット、ボールはみんなほぼ同じようなものを使えばいいと思いますが、メーカーの開発競争など業界の妨げになりますかね? 男子プロは飛ばないボール、シニアアマチュアはさらに飛ぶボールにすればいいと思いますがね。(ゴルフライター、70代)

●往年の杉原輝雄みたいな”いぶし銀”も出てきてほしい

パー3ホールでドライバーを手にする後期高齢者にとって、飛ぼうが飛ぶまいが、山は動かない。しかし、トーナメント観戦するファンにとってプロの飛距離は見世物として魅力的です。とはいえ、反面、往年の杉原輝雄みたいな飛ばずとも、2打目を先に打って誰より近くにオンする”いぶし銀”も出てきてほしいですね。(70代男性、千葉県)

●2030年、ゴルフをやっているのかなあ

ボールに規制が入るのは、アマチュアだと2030年でしょう。その頃、ゴルフをやっているのかなあ。なんだか随分先の話に思えて、実感が湧きませんね。(70代男性、福岡県)

●さらに飛ばなくなるのは勘弁してほしい

個人的には、50歳を過ぎて飛距離も落ちてきたのに、さらに飛ばなくなるのは勘弁してほしいですね。高齢者のゴルフリタイアが増えていくのは歓迎しませんね。コース管理の面でいえば、OBが少なくなるんじゃないでしょうか。ウチでいうと9番右サイド、18番は左サイドへのOBは確実に少なくなると思います。また飛ばなくなるということは、グリーン手前のバンカーに入ることが多くなると思うので、バンカー整備に手がかかるのでは……。(中村尊重、八王子CCキャデイマスター)

●制限されるのが自然の流れでしょう

白ティーからプレーしていたら、「お客さん、飛ぶから午後のハーフはバックティーからやったら?」とキャディさんに言われたのは遠い昔。ですが、その言葉は今も鮮明に記憶に残っています。アマチュアのゴルフは、飛ばしが醍醐味のひとつですから。それでも、かつての高反発クラブの規制のように、制限されるのが自然の流れでしょうね。そして、制限されたルールの中で、飛んで止まるボールの開発競争が始まって、我々は「どれが飛ぶんだ?」と気になり出すゴルフ生活が始まって……。(50代男性、千葉県)

●会員権も含め、終活の準備に入ろうか

メンバーコースでプレーしていると「昔はあの木の近くまで飛んだなあ」などと思うわけです。それが、どんどん手前になってきている。で、2030年から飛ばないボールになるんですか。ちょうど80歳になる頃だからラウンドからもリタイアとなるかもしれないですね。さびしい気もしますが、会員権も含め、終活の準備に入ろうかと思います。(70代男性、兵庫県)

●R&Aから届いた通知などからの意見をまとめると……

ロングヒッターやツアープロで約13ヤード、LPGAレベルで約5ヤード、レクリエーションゴルファーで約5ヤードの減少が予想されるとのことです。R&Aのマーティーン・スランバーCEOは「飛距離を抑えることで、コース延長などによるバンカーやハザードの改修コスト上昇を制御できる。持続可能な長期的未来を享受するためと考えます」。またUSGAのマイク・ワンも「今適切な行動を起こさなければ、ゲームの未来を守る責任を果たせなくなる」と述べています。私見としても、ゴルフ新時代の大転換期は次世代に何を残せるのか、今後の行方を見守りたいと思います。(武居振一、R&A会員)

●数ヤード飛距離が落ちても私のゴルフが変わらない

300ヤードも1打、30センチも1打。数ヤード飛距離が落ちても私のゴルフが変わらない自信はある(私の平均飛距離は150ヤード)。(30代女性、神奈川県)

※週刊ゴルフダイジェスト2024年1月23日号「飛ばないボールの導入、どう思う②」より

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