能登半島地震への義援金がゴルフ界からも続々と寄せられていることは既報したが、その手はさらに広がっている。
画像: 両親が北陸出身の山下美夢有は500万円の寄付を行った

両親が北陸出身の山下美夢有は500万円の寄付を行った

ゴルフ場や企業からも支援続々

女子ツアーで17年、19年賞金女王となった鈴木愛が、同震災への義援金として1000万円を日本赤十字社に寄付したことを発表した。

また、昨年に女子ツアーで2勝して覚醒した菅沼菜々も自身のオフィシャルウェブサイトで、以下のように発表した。

「私の力は小さいですが、少しでも皆様のお役に立てれば、と賞金の一部を義援金として石川県に寄付させていただきました」

昨年、最多の5勝を挙げ、2年連続で年間女王を獲得した山下美夢有はすでに500万円の寄付を行っている。

「私の両親は北陸生まれで、親戚は避難所生活と又、家は倒壊となりました。余震も多く眠れない状況だと思います。北陸の皆様には沢山の声援を頂き私も頑張ってこられました。被害に遭われた皆様が1日も早く復興できますように、私も出来る事を取り組んでいくつもりです」

さらに山下が所属する加賀電子㈱。同社は傘下に全国にゴルフショップや練習場など展開する加賀スポーツ㈱があり、JLPGA新人戦加賀電子カップなど主催している。所属・契約プロも山下はじめ7人。

同社は同地震の復興にと義援金1000万円、支援物資としてアルバカレー(レトルト食品)1万2000食を寄付すると発表した。創業者の塚本勲氏は石川県の出身で、これまでも個人で県内ゴルフ場の経営再建などに貢献してきたという。

株式会社アコーディア・ゴルフも先日、日本赤十字社を通じて200万円の寄付を行い、さらに全国の運営ゴルフ場、ゴルフ練習場に募金箱を設置し、今回の災害への支援について呼びかけている。

ザ・ロイヤルGC(茨城)の運営母体会社を含む日本カバヤ・オハヨーホールディングスグループは、支援物資として食品、乳酸菌サプリメント、建築資材などを、行政・業界団体・自治体などと連携のうえ供出すると表明していた。

また中部プロゴルフ協会(桑原克典会長)は「令和6年能登半島地震チャリティプロアマ」を2月7日に開催すると、会場となる津CCのSNSなどを通じて参加を呼びかけている。

チャリティの目標額は100万円を目指しているという。なお参加費は3万円(プレー代、昼食、パーティ、チャリティ込み)で、各組に1名プロゴルファーが入る。問い合わせは津CC(059-237-3580)まで。

ほかにもゴルフ場単位で大小さまざまなチャリティコンペが開催されたり、中西直人や神谷そら、清本美波ら多くのプロたちも個人的に寄付を行っている。

これからも支援の輪が広がっていってほしいものだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号「バック9」より

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