今週金曜日、国内女子ツアーは舞台を宮崎に移し、「アクサレディス in MIYAZAKI 2024」が開催となる。昨シーズン、繰り上げ出場から劇的な初優勝を飾った山内日菜子が明日発売の2024年4月2日号の「週刊ゴルフダイジェスト」で今年の意気込みを語っている。誌面には掲載しきれなかった彼女のインタビューをみんゴルでお伝えしよう! 

今後もまた優勝を味わいたい!

GD 昨年を振り返ってみて、どの時点で勝てると思ったのですか?

山内 最終日のスタート前に、ほかの2人が白とか紺のウェアを着ていて、私がオレンジだったので、すごく目立っていたんです。それでなんか、「勝てるんじゃない?」とか思って(笑)。でもすぐに(2番、3番で)連続ボギーになってしまって、差が開いたので「私が勝つんじゃないんだ」と思って逆に落ち着きました。だから頑張らないとなって思ってプレーしていたんですけど、本当に最後の最後まで勝てるとは思っていなかったです。最後に(比嘉)真美子さんのバーディパットが入りそうだったんですけど、結局入らなくて。それでようやく「勝ったんだ」と思いました。

画像: 2023年アクサレディスで初優勝を飾った。(写真/ 有原裕晶)

2023年アクサレディスで初優勝を飾った。(写真/ 有原裕晶)

GD あの勝利で何か変わりましたか?

山内 それまではやっぱり、ツアーに出ることが目標だったんですけど、そこで勝てたってことはすごく自信になりましたし、何勝も今後優勝を味わいたいなと思いました。やっぱりリーダーズボードの一番上に名前があるのは格別な感覚ですし、気持ちいいですよね。あと地元で優勝できたのはやっぱりうれしかったし、コースも小さい頃からラウンドさせてもらっていたUMKさんだったので、優勝が決まる瞬間を、コースのスタッフさんもみんな外に出てきて祝福してくれました。街でもたくさんの方から「おめでとう」と声をかけてもらいましたし、これまでお世話になった皆さんに、少しでも恩返しできたのかなと思っています。

GD 1度フル参戦を経験している(19年)とはいえ、昨年はかなり疲れたのでは?

山内 そうですね。疲れが取れないまま次の試合だったりしたので、今年は休みを計算しつつ、練習量も考えつつやっていこうと思っています。予選落ちしても1日、2日程度時間が空くだけだし、それ以上にメンタル的なダメージが大きいから休まらないですよね。だから、それを何年も続けている、10年以上シードを取り続けている選手はすごく尊敬します。

GD そんな一年を過ごして、初シードも獲得。どんな気持ちでしたか?

山内 シーズンが終わった時に、「やっと終わった」と思ったのですが、それ以上にこれまでうまくいっていなかったQTに行かなくていいという安堵のほうが大きかった(笑)。でもQTできつい経験をしてきたからこそ、優勝できたと思っています。今、みんなレベルが高いので、ちょっとつまずいちゃうと、なかなか這い上がっていく機会がなくなっちゃうんです。試合に出ることが本当に大変です。

画像: 2024年開幕戦のダイキンオーキッドレディスでの1枚(写真/岡沢裕行)

2024年開幕戦のダイキンオーキッドレディスでの1枚(写真/岡沢裕行)

GD 得意や、好きなコースはありますか?

山内 難しいコースが好きですね。葛城GCとかサロンパスカップの茨城GC、メジャーのセッティング……。そのほうがやっていて楽しいです。なんというか、バーディ合戦について行けていない自分がいるのでそれは課題なんですが、必死にパーを取っていくほうがやり切った感があって。メチャメチャ頭も疲れるんですけど、頑張った~って感じがあっていいんですよね(笑)。あと実は私「SEKAI NO OWARI」の大ファンなのですが、その曲を弾きたいなって思ってピアノを少しやってたんです。だから、ヤマハレディース優勝副賞のグランドピアノを密かに狙っているんです。置くとこどうしようかとか考えたり(笑)。

GD 今まで一番緊張した場面は?

山内 やっぱりアクサレディスの上がり3ホールですね。相当緊張していたので、もうあれに勝つ緊張ってこれからもないと思います。もう必死で。でもキャディさんがいつも通り接してくれたので、何とか平然を保てた感じです。でも実は、キャディの高橋あゆみさんも、「心拍数バクバクだった」って言っていました。

GD テーラーメイドのクラブを使うようになったきっかけは?

山内 小学生のときに練習場にプロが来て教える会があって、前田久仁子さんと諸見里しのぶさんが来てくれたんです。その時にしのぶさんのレッスンを受けることができたのですが、なぜか私全ショットいい感じで打てちゃって。本当は教えていただくはずが「もう何も言うことないよ」って感じで(笑)。その時にテーラーメイドの方たちもいらっしゃっていて、声をかけて頂いてボールや手袋を支給してもらってから、ずっとお世話になっています。本当にお世話になっているので、これからもテーラーメイドさんがサポートしてくれる限り、他のメーカーに変えるつもりはありません(笑)。しのぶさんとは、オフのクラブテストのときに私がレッスン会に参加していたことを伝えたことがあるですが、しのぶさんもその時のことを覚えて下さっていて。それを聞いてうれしかったですね。

===

インタビュー後に、来場されるギャラリーに対して、山内プロがオススメの地元グルメを紹介してくれたぞ!

山内日菜子が地元のオススメグルメを紹介!

家族ぐるみで仲のいいレストラン

Bar&Restaurant直樹
スイスやフランスで修行を重ね、東京・麻布の有名店を経て宮崎に自分の店をオープンしたオーナーシェフの岩崎直樹さん。実は岩崎さんの娘さんが山内と幼なじみで誕生日が近いことから、店で誕生日会を開くとか。

画像: 「燻製したものが好きなんですが、これはレベルが違う! 絶対食べに来てみてください!」

「燻製したものが好きなんですが、これはレベルが違う! 絶対食べに来てみてください!」

食材や水にもこだわり、世界中で愛される尾崎牛、北海道サロマ湖の牡蠣など極上素材を使った料理でもてなしてくれる。スモークサーモンや毎日焼き上げるローストチキン、からすみなどすべて自家製で味は折り紙付きだが、席数が少ないため予約必須!

画像: 席数が少ないため、訪れる際は必ず予約を!

席数が少ないため、訪れる際は必ず予約を!

住所:宮崎氏橘通西3-2-28 原田一天堂薬局ビル2F
TEL:0985-83-2343 17:00~22:00(日曜定休)

お肉が主役の絶品メニュー

有田さんちのお肉やさん
エサや水にこだわり、薬を使わずに有田牧場で育てられた有田牛。EMO牛と呼ばれ、甘みやコクが強いもののあっさりとした味わいで、とくに赤身の味が濃くて絶品。焼くのはもちろんのことどんな料理にも合う。

画像: ハンバーガーが苦手なお母さんもここのハンバーガーなら食べられると、家族で食べにくるという。

ハンバーガーが苦手なお母さんもここのハンバーガーなら食べられると、家族で食べにくるという。

その牧場が直営する「有田さんちのお肉やさん」では、生肉や加工品の販売に加え、牛肉を使ったメニューや自社製チーズを使ったピザやハンバーガーなども味わえる。「味付けはシンプルで、肉々しい牛肉とチーズのおいしさがダイレクトに伝わります。とくにチーズバーガーのチーズがフワフワでオススメです」

画像: 繁殖から加工まで自社生産にこだわっている!

繁殖から加工まで自社生産にこだわっている!

住所:西都市大字岡富829-1
TEL:0983-32-0129 10:00~17:00

そのほか地元のオススメはMyゴルフダイジェストに、今後の展望に応えたインタビューは2024年4月2日号の「週刊ゴルフダイジェスト」にて掲載中!

山内日菜子のオススメをもっと見る

PHOTO/Norimoto Asada

※週刊ゴルフダイジェスト2024年3月12日号「山内日菜子が地元・宮崎をご案内」より一部抜粋

This article is a sponsored article by
''.