週刊ゴルフダイジェスト誌上で連載中のマンガ「フジタの時間」。ベテランプロ・藤田寛之のレッスンをマンガでわかりやすく伝える同作で紹介されていた「引き打ちパット練習」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。

テークバック8:フォロー2のイメージで打つ

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。週刊ゴルフダイジェストの連載に「フジタの時間」というマンガがあります。これは藤田寛之プロのやっていることや、考えていることなどを教えてくれるものです。3/26号の内容は「究極のパット練習法を教えちゃいます」でした。藤田プロは言わずとしれたパットの名手。これはめちゃくちゃ気になるので、さっそく試してみることにしました!

画像: 週刊ゴルフダイジェスト誌上で連載中のマンガ「フジタの時間」で紹介されていた「引き打ちパット練習」を実践!

週刊ゴルフダイジェスト誌上で連載中のマンガ「フジタの時間」で紹介されていた「引き打ちパット練習」を実践!

記事によると、以前の藤田プロのパットスタイルは「押す派」だったそうです。これはテークバックが2でフォローが8くらいのイメージでヘッドを前に大きく押し出していくというもの。ところが、不調で打てなくなったとき、いくら押しても8の出力がでなくなり、逆に緩んでしまうこともあったそうです。僕たちアマチュアも緩んでしまうことってありますよね。

画像: テークバック2で、フォローが8のストローク

テークバック2で、フォローが8のストローク

で、藤田プロは閃いたそうで、2対8がダメならば、反対にテークバックを8、フォローを2にしてみてはどうかと。その考えでたどり着いたのが「引き打ち」という打ち方。

画像: テークバックが8で、フォローが2のストローク

テークバックが8で、フォローが2のストローク

これはヘッドにボールが当たった瞬間に、ヘッドを後ろに引くというもの。藤田プロによると、インパクトが緩むというのは手が先に出て、ヘッドが遅れる状態だそうです。そうなるとフェース面の向きも狂ってしまうんですね。

画像: 手が先に出て、ヘッドが送れると緩んでしまう

手が先に出て、ヘッドが送れると緩んでしまう

そしてパットが上手い人と下手な人の決定的な違いはパチンと打つか? 流し込むか? ってことらしいです。上手い人はしっかりパチンとインパクトをするということなんですね。

「引き打ち」をすると、ボールをパチンと打てるし、フェース面を真っすぐ当てるという2つのことが同時に出来るそうです。藤田プロは良いパッティングの条件として、インパクト前後でグリップエンドが動かず、ストロークの支点ができていることと言っています。これを藤田プロは「エンドがしっかりしている」と呼んでいるそうです。そういうパットの練習ができるのが「引き打ち」ということなんですね。

さっそくやってみました。いつも通りに構えて、少し小さめのストロークからインパクトをして、ボールをヒットした瞬間にヘッドを後ろに引きます。こんなストロークをいままでやったことがないので、最初は少し戸惑いましたが、やってみると意外とスムーズにできます。やってみて驚いたのは、インパクトがかなり良くなる感じがします。当たり方もいいし、方向性もいい。パンチが入ってしまうのではないかと心配していたのですが、意外とそんなことはなく、いい感じにパチンとインパクトできます。

画像: インパクトしたらすぐにヘッドを引く「引き打ち」。しっかりとヒットする打ち方がわかる

インパクトしたらすぐにヘッドを引く「引き打ち」。しっかりとヒットする打ち方がわかる

気を付けなければならないのはインパクトの前に急加速したり、減速したりしないこと。同じようなスピードでスムーズにやると上手く打てます。テンポも大事ですね。

もうひとつ、藤田プロが言うように、インパクト前後で手元を支点のようにしてあまり動かさずにストロークすることも大事です。手元が動きすぎるとインパクトが不安定になり、打ち出しの強さが安定しません。

藤田プロが究極のパット練習法というくらいですから、かなり効果的な方法かと思って試しましたが、たしかに効果はありそうです。インパクトが弱くなりがちな人には特におすすめだと思いました。練習だけでなく、ラウンド中にやってもいいかもしれません。

「気になる」が満載!『週刊ゴルフダイジェスト』の記事は「Myゴルフダイジェスト」で!

This article is a sponsored article by
''.