上田桃子や吉田優利、渋野日向子らを指導する辻村明志プロコーチは、ゴルフダイジェスト社のマスターズ特派記者として現地入りしている。今日はいよいよマスターズ初日を迎える。ところが悪天候によりスタート時間の変更が通達。ということで、辻村特派記者が現地水曜日(昨日)に「練習場に1日ベタ付き」して気づいたことを紹介しよう!
画像: 「だってトップ選手たちのスウィングをスタンドから一望できるのですから最高じゃないですか。もう1日中いられる〜!」(辻村特派記者)

「だってトップ選手たちのスウィングをスタンドから一望できるのですから最高じゃないですか。もう1日中いられる〜!」(辻村特派記者)

GD 見ていて気になるところは?

辻村 色々ありすぎて困るくらいですが……。まず目につくのは、どの選手もフットワークが理想的ですね。もちろんスウィングは選手によって異なりますが、やっぱり世界の人たちって両足裏で地面をしっかりつかんでいるというのは1つの共通点だと思います。

画像: スコッティ・シェフラーのスウィングを見た辻村は、「ボール近! これだけ近いとフットワークが必要となりますが、そのあたりにシェフラーの強さが見て取れます」。この話はまたの機会に!

スコッティ・シェフラーのスウィングを見た辻村は、「ボール近! これだけ近いとフットワークが必要となりますが、そのあたりにシェフラーの強さが見て取れます」。この話はまたの機会に!

GD ベタ足?

辻村 ベタ足もそうですが、“足のリリース”って言っていいと思います。足のリリースは手のリリースとともに絶対スウィング内に存在します。

GD 動いていく過程でトップがあってインパクトがあるところで1回しっかり踏む場面があると。

辻村 そう。絶対に一度両足で踏んで、スクエアラインができる。ハーフウェイダウンあたり、クラブが下におりるときっていうのはやっぱり足が浮かないほうがいい。高いところからジャンプしたときにドンと落ちたときに両足裏でそれを受けると、腕って勝手に下に落ちるじゃないですか。その感覚ってやっぱり必要なんですよね。やっぱり彼らは“生き足”なんですよ。

GD 生き足?

辻村 そう。(地面に)着いているなかでフットワークの入った状態が生き足。逆に死に足っていうのは両足が地面についたまま足が動いていない状態。だからベタ足・生き足っていうのが最高なんですよ。

GD トップからクラブを下ろしていくなかで、1回地面を両足で踏む動きが入りつつ、足が動き続けるのが生き足、僕らみたいにベタ足を意識しすぎて足が動かないのがダメと。

辻村 そうそう。アマチュアの方の多くは足が動いていない。生きていないでしょ。いま若い子たちにとても人気があって、スウィングの教科書的存在のミンウ・リーなんかもそうでしょ。

画像: ジュニアや10代ゴルファーからミンウ・リーのスウィングは特に人気が高いそうだが、その理由は「スウィングのどの場面をとっても参考になるところだらけ」(辻村)だから

ジュニアや10代ゴルファーからミンウ・リーのスウィングは特に人気が高いそうだが、その理由は「スウィングのどの場面をとっても参考になるところだらけ」(辻村)だから

画像: 3月に初優勝し、絶好調のジェイク・ナップもダウンでこの形。平均飛距離308ヤードのショットメーカーのスウィングも「真似したいところだらけ」だと辻村

3月に初優勝し、絶好調のジェイク・ナップもダウンでこの形。平均飛距離308ヤードのショットメーカーのスウィングも「真似したいところだらけ」だと辻村

PHOTO/Blue Sky Photos

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画像: www.golfdigest-minna.jp
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